【山遊び♪レポート】山頂を目指さない山歩き ~碓氷峠、アプトの道を行く!~

山ナース

時期:2020年8月
報告:ホームページ管理人Mu

こんにちは!ホームページ担当者のMuです。
今回は、碓氷峠を越えていた鉄道が廃止された跡に整備された道「アプトの道」を歩いてきました。
ただの「廃線跡めぐり」と侮ることなかれです。
群馬県と長野県の県境にある碓氷峠は、標高差約600mあり、整備されている部分はその半分の
標高差300mほどあるので、ちょっとした低山を登る感覚です。夏の暑い中でも楽しめますので、
訪れてみてはいかがでしょうか?

「横川駅」or「碓氷峠鉄道文化むら」を出発!
アプトの道の起点はJR信越線の横川駅です。

すぐ駅前にある「碓氷峠鉄道文化むら」を左に見ながら、アプトの道は早くも登り坂になります。
この日は、機関車の体験運転を行っていて、暑いからか正面の扉を開けた機関車が汽笛を鳴らして通過していきました。

ちなみに・・・、この機関車はEF63と言い、かつて信越線が碓氷峠を越えていた際には、
通過する列車に必ず連結されて登り坂では後から押し、下り坂では先頭でブレーキをかけていたそうで
「峠のシェルパ」と呼ばれていたそうです。

(道の途中にそういった説明もあるので楽しいです、決して私が鉄道に詳しいわけではないので間違っていたらごめんなさい。)

なかなかできない体験
線路の跡、しかも実際のレールも残っているし、途中には鉄橋もあるのでマニアの方は楽しいでしょう。

そうでない方も、線路を歩くことは、なかなか経験できないので鉄道用の信号機や電柱などの設備が興味深く飽きずに歩けます。

20分ほどでレンガ造りの建物「旧丸山変電所」に到着します。

レンガ造りの建物というと横浜や神戸など古くから開港している港をイメージしますが、山の中の緑にレンガのオレンジが映えますね。

トンネルが涼しい♬
更に進むと日帰り温泉「峠の湯」に着きます。ここまではトロッコ列車も走っているのと車でもアクセスできるので、

時間の都合や体力に合わせて利用するのも良いですね。

ここからアプトの道は廃止直前まで列車が走っていた線路と別れて進みます。(さらに昔の線路跡を歩くようです)

照明(夜6時まで点灯)が整備されたレンガ造りのトンネルが連続し、峠へ向かう雰囲気が増してきます。

また、トンネルの中は涼しく、登り坂でかいた汗もひいてくるので、ちょうど良かったです。

途中には「クマの出没に注意」を促す表示があったり、登山の格好をした方がいたりと、登山道の雰囲気バッチリです。

めがね橋
トンネルを5つ抜けるとアプトの道のハイライトであるめがね橋に到着します。

階段を使って下に降りる元気があれば、下から眺めるとアーチ状の橋が丸メガネのようになっているのが分るでしょう。

橋の上から沢の上流側を見れば、先ほど峠の湯で分かれた廃止直前まで列車が走っていた線路がコンクリート橋で見えています。

ここは、車でアクセスする方も多くいるようで、多くの方が写真を撮ったり景色を見たりして過ごしていました。

熊ノ平駅
さらに5つトンネルを抜けると熊ノ平という駅だった場所に着きます。

ここで再び廃止直前まで列車が走っていた線路もコンクリート製のトンネルから出てきて合流します。

ここでアプトの道は平らになり終わります。この先廃線跡は、再び急勾配のトンネルに消えていきます。

峠の釜めし
アプトの道は、往復4時間ほどのコースタイムとなっていますので、荻野屋の「峠の釜めし」を購入して途中で食べてはいかがでしょうか?

途中には、ベンチ等もあります。また、峠の湯にも直営店があり販売しているので柔軟に計画を立てられますよ(^^♪

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