【山遊び♪レポート】八ヶ岳南部をトレイル競歩♬ ~赤岳鉱泉から編笠山ピストン!~

山ナース

時期:2020年9月
報告:ホームページ管理人Mu

こんにちは!ホームページ担当者のMuです。
9月になってから悪天候や都合が悪くて登山できなかったのですが、
久しぶりに秋晴れの気持ちのよい天気の中、登ってきました。
そして、0℃近くまで冷え込むという予報を見て、finetrack HIBIYA HUTで
購入したばかりの新製品(ポリゴンアクト)を試すチャ~ンス!と
思い、さっそく使ってきました。

赤岳以南は初めて歩きます。
八ヶ岳南部の中でも阿弥陀岳~赤岳~横岳~硫黄岳は、縦走やバリエーション
ルート後の下山道で歩くことが多いですが、赤岳以南は初めてです。
入山時間が遅くなるので1日目は赤岳鉱泉まででテント泊。
2日目に赤岳鉱泉から赤岳に登頂した後、権現岳、編笠山と縦走して、
再び赤岳鉱泉まで戻るという計画です。

赤岳鉱泉のテント場は、大賑わい!
午後になって赤岳鉱泉に着くと、テント場は大賑わいでした。

テントを張る場所を探しているうちに樹林の中まで入ってしまいました。

でも静かで良いです。一人の過ごし方が苦手な私は、翌日に備えて
すぐに横になります。
すると静かな森に重低音のリズム♬が・・・
どこかのテントから聞こえてきて、そのリズムの中でいつの間にか眠りにつくのでした。

寝坊して4時半に出発(;^ω^)
赤岳鉱泉の鉱泉日誌にも書いてありましたが、最低気温は0℃。
比較的薄手のダウンシェラフ(モンベルなら#5、finetrackならイエローの
コンフォート温度7~9℃未満、リミット温度3~5℃だと思います。)
では寒くて震えそうですが、新しいウエアの暖かさで寝坊してしまうほどの快適さでした。
3時に起きるつもりが・・・目が覚めて時計を見ると4時近く。
「寝坊した」と分かってもソロなので気楽で、お湯を沸かしてキチンと
朝食を食べて出発します。
(昨夜のうちに準備をしておいて良かった(*^^*))

トレイル競歩スタート!
新しいウエアの機能を試したいので、今日はポリゴンアクトを脱がずに
ハイペースで歩くつもり、走るのは苦手なので名付けてトレイル競歩です。
行者小屋まで20分、赤岳には6時とかなり頑張って歩きました。

テント場の賑わいがウソのように、普段の登山者数と変わらず落ち着いている気がします。

山頂からは、しっかりと富士山も見え、早朝に登ってきたご褒美のような雲海を
眺めながら山頂で写真を撮ろうとすると親切なカップルが標識と一緒に
写してくれました。ありがとうございます!

引き返したくなるような・・・
赤岳山頂から南を見ると、権現岳(であろう山)と編笠山(これは形が編笠なので
分かりやすい)が「遥か」と思ってしまう距離に見えます。

「遥か」と思い、それ以上に先に進むことをネガティブな感情でためらって
しまうのは、赤岳から標高をかなり下げてから登り返しているためです。
でも、まだ6時・・・「これで戻るには早すぎる」と自分に言い聞かせて先に進みます。

赤岳直下は、ガレ場で慎重に。
赤岳直下は、文三郎道もそうですが岩場なので、慎重に下っていきます。
そしてガレ場が多いので更に滑落や落石に気を付けて一歩ずつ足を置いていきます。
赤岳直下を過ぎれば、アップダウンはありますが危険な場所はありません。
スイスイと権現岳へ向けて歩いていき、有名な長いハシゴを登りきり
分岐を編笠山の方へは行かずに1分で権現岳です。

権現岳からは、登山者も増えます。そして、権現小屋(休業中)が直下に、

編笠山の手前に青年小屋も見え『小屋が岳』という八ヶ岳の別名を実感する眺望です。

編笠山頂でマンガ『岳』を想う
9時前に編笠山に着くと、山頂はたくさんの登山者がいる。

私は菓子パンを食べながら、まず景色を見ます。
南アルプスとの間に山がない事で「八ヶ岳の南端に着いた」ことを実感し、
続いて山頂でおもいおもいに過ごす登山者を見ました。
一眼レフカメラを置いてタイマーでポーズを取り納得の写真が撮れるまで何度もカメラと行き来するソロの人、
「暑い~」「疲れた~」「うわー、絶景!」「早く飲みたい!」と叫ぶ4人の青年、
赤岳の方を見ながら「あれが赤岳、その左が阿弥陀岳」と話す夫婦。
「そういえば、マンガの『岳』で、こんな風に山頂で過ごす登山者を描いた話があったな、
本当にあるんだな~」と思い、それに満足して赤岳鉱泉へ向けて戻りました。

足の疲労が厳しい(>_<)
権現岳まで戻り長いハシゴも下りなので楽ちんでしたが、休業中のキレット小屋を
過ぎてから赤岳への登り返しがきつかったです。

疲労した足を前に出すのが辛くて、何度も「フルマラソンを走るよりは楽だ」と
フルマラソンを走ったことも無いのに考えたり、この場所はガレ場が多く危険なので、
「疲労している時に登りで良かった」と思ったりしながら登りました。

赤岳鉱泉到着後の話し
赤岳鉱泉には昼過ぎに戻ったのですが、かなり疲労していたせいか
「もう1泊」するか悩みました。
結局はテントを撤収して下山しましたが、翌日は滅多にならない足の筋肉痛になりました。
歩かないとダメですね~。

新しいウエアの話し
新しいウエアを使用して思ったことについては、また別の投稿にまとめたいと思います。
申し訳ありませんが、投稿をお待ちください(*’▽’)