【NEWS】2021DiMM(Diproma in Mountain Medicine)プログラムいよいよスタート

山ナース

いよいよ2021年度DiMM取得のためのプログラムが開始されます。

DiMMコースでは、冬季の岩稜・雪稜・氷雪壁を登攀すること、またそれを安全、確実に登下降するためのロープワーク等を修得していることが前提となっています。
受講に必要な最低限の登山技術の内容が判らない場合は、合格が困難なばかりか受講自体に危険が伴います。
DiMM取得を希望される方は、2021年度DiMM募集要項をよくよくお読みの上、エントリーしてください。

【概要】抜粋
日本登山医学会の 2020-21 年 Diploma in Mountain Medicine(DiMM-JP)は、UIAA Medcom(国際山岳連盟医療部会)・ISMM(国際登山医学会)・ICAR(国際山岳救助委員会)の 2 年ごとの認証を受けています。
山岳地帯で発生しうる疾病および外傷についての理論と対応実践について学び、山岳医学の臨床および研究を実践出来る医師および看護師および救急救命士の養成を目的として実施するプログラムです。
このプログラムを修了し検定に合格した受講生には、Diploma in Mountain Medicineを授与します。通常、このプログラムはエントリーから5年以内に修了することが義務づけられ、5年を超えた場合には受講済みであっても受講から5年を過ぎた項目については再履修を求めますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う特例措置により、上記の5年の部分についてはそれぞれ6年といたします。

【受講に必要な最低限の登山技術】抜粋
< 夏山>
① ロープ、スリング、カラビナ、ハーネス、ヘルメット等の知識
② ハーネスの付け方、スリングを用いた簡易ハーネスの作り方、ハーネスへのロープの結び方
③ 支点(アンカー)の知識、作り方
④ 自己確保(セルフビレイ)
⑤ トップロープのビレー
⑥ 下降器を用いた懸垂下降
⑦ フリクションヒッチ(オートブロック、クレイムハイスト)による登高
⑧ ムンターヒッチ、ダブルエイトノット、クローブヒッチ、ダブルフィッシャーマンズノット
⑨ 1:3引き上げシステム等の理解
⑩ ピッチグレード III 級程度の岩場のフォロワーとしての登攀

<冬山>
① アイゼンを用いた歩行技術
② 雪や氷を用いた支点の知識、作り方
③ 1/3 引き上げシステム等を用いたクレバスレスキューの理解
④ ビーコンとプローブを用いた雪崩埋没者の捜索及び救助
⑤ 簡単なアイスクライミングの技術
⑥ 補足:UIAA Standard の grade WI 2 とは Consistent 60°ice with possible bulges; good protection と定義されます。
これは山岳地に限定されるものではありませんが、ゲレンデ(八ヶ岳ジョウゴ沢等)でのアイスクライミングの経験が求められます。

こちらをクリックすると『日本登山医学会ホームページのDiMMエントリー(受講案内)』にジャンプします。

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