【山遊び♪レポ】初心者にオススメの癒しのナメ沢へ ~片品川水系 根羽沢大薙沢 左俣遡行右俣下降~

山ナース

時期:2021年7月
報告:ホームページ管理担当Mu

こんにちは!ホームページ管理担当のMuです。

梅雨全線上昇
沖縄、奄美地方に続いて九州南部も梅雨明けしました。
いよいよ梅雨前線が本州付近に上がって梅雨明けも近づいてきましたね。
ただ今回の休みも天気予報から雨マークが消えないので、予報雨量の少ない北関東の沢へ向かいました。

尾瀬の入り口
今回車を停めたのは尾瀬の入り口にある大清水です。
そこから歩きやすい林道(雨の後はぬかるんでいます(^^;))を30分歩いて物見橋を渡った箇所が、
根羽沢に大薙沢が合流する部分(出合と言います)なので、そこから入渓します。

今回も沢を登り、沢を下りる
沢登りで一般的に多いのは、沢を登って(遡行と言います)登山道を下りてくるパターンですが、
今回は大薙沢を登って、途中で二俣に分かれるので、左側の流れ(左俣)を遡行して登山道に出たら、
今度は右俣を下降して二俣まで戻るというものです。

いきなり核心の滝か!?
入渓してすぐにスライダー状の滝が現れます。

ここは滝の右壁を登りますが、細かい凹凸を使って登るため、最初の滝と相まって緊張感が高まります。
ただ、傾斜も緩めなのでそんなに難しくないです。

そこをクリアすると左上に昔の鉱山用の軌道跡(と言っても鉄骨の骨組のみ)が見えます。

その軌道跡がすぐに沢を横切るところに小さな滝があります。

ここは難しくないですが膝から腿くらいまで浸かるので、これも「いきなり感」がありますね。

「沢登りあるある」かどうかは分かりませんが、“最初に濡れるまでは自分からあえて濡れたがらない”
・・・具体的に書くと、沢登りと言いつつ、なるべく河原を歩いて水に入るのを自然と先延ばししてしまう事があります。
この沢では早い段階で腿くらいまで濡れてしまいますので、その後はジャブジャブと歩いていけます。
気温水温共に低くなかったのも幸いでした。

サンショウウオがいました!
水量の少ない沢ですが、二俣を過ぎると更に水量も減ります。
なので、水をかぶりながら登るシャワークライミングのような事もなく、穏やかな沢登りです。

途中、サンショウウオ(上の写真の真ん中にいるの分かるでしょうか?)を見つけたり、

ナメが美しいなあ~と話したりしながら、楽しく歩ける沢です。

下降は、崩壊が進むもナメが続く
登山道に出て右俣の降り口までは10~20分ほど、最初は急斜面ですが踏み跡もあり分かりやすいですが、

ところどころで大小の崩落があり土砂が沢に流入していて「本当にナメがあるのか?」と心配になりますがありました!

どこまでも続くという感じではありませんが、下りに使うには快適な右股でした。

初心者だけでは行かないで下さいね
沢登りは、濡れた岩場の登山とも言えるかもしれません。

土の上を歩く事は、ほとんどなくてゴロゴロした河原やナメや岩の滝、登れない滝は、左右の壁から回り込むルートを見つける必要もあり、

実際に危ない場所を通過する事もあるので、初心者にオススメの沢でも決して初心者だけでは行かないようにして下さい。

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