【山遊び♪レポ】シーズン初めで八ヶ岳大同心ルンゼ(大同心大滝)へ ~2021-2022アイスクライミング開幕戦~

山ナース

時期:2021年12月
報告:ホームページ管理人Mu

こんにちは!ホームページ管理担当者のMuです。
ここ数年は暖冬傾向なので11月にアイスクライミングを計画するのは止めて、今年は奥穂高岳や燕岳にチャレンジしました。(その報告は、過去の山遊び♪レポをご覧くださいねー。)
そして、12月に入りアイスクライミング環境が整ったという情報を入手したので、いよいよ行ってきました。

DiMM(Diploma in Mountain Medicine(旧称:認定国際山岳医・看護師))でも必要
当事務所の講習会へ参加する方でも資格取得を目指す方が多いDiMM。
そこでは「簡単なアイスクライミングの技術」を求められています。
クライミングと名前はつきますが、手で掴んだり足を置いたりするホールドが限られている岩を登るクライミングと比べると、氷瀑に自由に手(アックス)や足(アイゼン)を挿し込めるので、体格の影響も少なく登り易いのではないでしょうか。

アイスクライミングで苦労すること(個人の感想です)
では、アイスクライミングで苦労することはというと、私個人が思う事ですが、手指の寒さです。
手は平気だけど足が寒いという人もいるので、本当に個人差が多いです。
ですが、氷点下で行うので誰でも寒さ対策は必要です。

師匠が山岳診療所にいる!
私がアイスクライミングをする同じ日程で赤岳鉱泉山岳診療所には、私のアルパインクライミングの師匠が勤務していると小林美智子ガイドが教えてくれたので差し入れを持っていき、久しぶりに最近の山行の話しをすることができました。

大雪の後で・・・
本題に入りますが、今シーズン初のアイスクライミングなので、まずは通い慣れた裏同心ルンゼへ出発します。
赤岳鉱泉から30分程で到着でき、比較的やさしいルートなので人気があり多くの人がいました。

ちょうど週の中頃に大雪が降って雪崩もあったそうで滝が埋まっているのではないかと心配しましたが、F1(最初の滝)は氷瀑が見えていたので慎重に登ります。

F2は、埋没し雪壁に( ;∀;)
F1を抜けてF2の見える所へ着いてビックリ!雪が少なければ5m×3段はある滝なのに、ほとんどが雪で埋まり雪の斜面となっていました。

しかも混んでいるので、ここでKOさん(小林美智子ガイドとは別人で、Muの山仲間です。)と相談して、この先には進まず今回の本命の大同心ルンゼ(大同心大滝)へ向かいます!

高い上に開放感アリ!アリ!
大同心ルンゼを遡っていくと雪崩の跡がありました。

赤岳鉱泉の情報では数日前の大雪直後とのことです。
それから数日が経ち雪は安定しているようなので先に進むと大同心大滝が見えてきました。

遠くからでも分かる落差と最上部の開放感・・・想像力の豊か(?)な私は「私があそこをリードで登るのは、無理だ、私の役目は下の段でKOさんの体力を使わせずに私がリードすることだ」と思いました。

シーズン初に練習無しで本番へ

翌朝、さっそく取り付きます。

先行パーティの落氷・落雪が多くて容易に近づけずに時間がかかりましたが、その割に手がパンプすることもなく最上部左壁へ私が抜けるとセカンドのKOさんを呼び込み、最上部をKOさんに託して送りだします。

KOさん最初の一手目の氷がいきなりドンッ!と落ちて焦りましたが、その後はスルスルと登っていき「ビレイ解除!」の声。
KOさんが無事に登り切り安心すると同時に、次は自分が登る番だと自覚して緊張します。
セカンドだからと言って落ちるような事はありませんが、手は痛くなり足も震えて楽しめていません(>_<)。

が、KOさんと2人で今シーズンも無事にアイスクライミングが出来て良かったです。

アイスクライミングするのも、まずは雪山登山からがオススメです。
アイスクライミングを始めるためには、雪山の技術・知識・経験があるととても役立ちます。
私もそうでしたが「雪山をやりたいけど、どうしたら?」と考えて悩んでいる皆さん、小林美智子山岳看護師事務所では、雪山登山技術講習会を予定しています。
ぜひ参加をご検討ください。

アイスクライミング体験ツアーも開催!

アイスクライミング体験ツアーを3月の赤岳鉱泉アイスキャンディで予定しています。
3月になり気候も良くなり、また、登山口から比較的アクセスの良い赤岳鉱泉で宿泊してアイスクライミング体験ができます。
アイスクライミング体験をしたい方、ぜひ参加をご検討くださいねー♪

詳しい講習会・ツアーの案内は、以下の案内をクリックしてご確認ください。
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