【山遊び♪レポ】大波乱の2021-2022スノーシューハイク開幕戦 ~ドカ雪直後の上州武尊山~

山ナース

時期:2021年12月
報告:ホームページ管理人Mu

こんにちは!ホームページ管理担当者のMuです。
新雪をスノーシューで歩く事の楽しさを知ってから、お気に入りのスノーシューで毎年、豪雪地帯へ行っていますが、今回はドカ雪直後に上州武尊山にチャレンジしてきました。

いきなりの大波乱!?
昨シーズンの終わりに、お気に入りの“おフランス製のスノーシュー”の新型を購入したので今回が半年以上経っての初歩行です。
前日には冬靴とサイズ調整も行って、あとは出発を待つのみです♬

今回は日帰りでオープン前のオグナほたかスキー場から往復する計画で、積雪は30cmほどありましたがスキー場までは除雪も済んでいたので、難なく駐車場に車を停められました。
日の出前の1日で一番寒い時間、しかも今日は今季一番の寒さ(-7℃ほど)とのことで、手足の指先が痛くならないように注意します。
まずはトランクを開けて・・・「!?」
「スノーシューが無い!積み忘れた!」
致命的な忘れ物です。

う~む・・・、こうなればツボ足(積雪面を歩くのにスキーやスノーシュー、ワカンなどを装着しない事。積雪が多いほど雪に沈むためかなりハードとなることが多い)で行くしかない((+_+))

2人で交代しながらひたすらラッセル!

KOさん(小林美智子ガイドとは違います。)はスノーシューを忘れていませんが、一緒にツボ足でラッセル(新雪に最初にトレースをつける事)をしてくれることになりました。
KOさんスミマセン(^^;)

歩き出しはスキー初心者コースなのでなだらか、しかも脛から膝下までのラッセルなので順調でしたが、初心者コースから中級者コースへと傾斜を増していく頃には、膝から腿のラッセルとなり、ペースも落ちてきます。

スキー場を抜けるまでに4時間
スキー場を抜けるまでの歩行距離2.5~3kmで標高差600mほどですが、4時間も必要としました。

ここから尾根も狭くなり、少しですが樹林もあるので、積雪量も少なくなるのではないかと期待して、念のためアイゼンを装着します。
上州武尊山まで半分も来ていないので山頂は諦めざるを得ないとしても、体力はまだ残っているので、前武尊山とか剣が峰とか何とかピークに立ちたいと思い細い尾根に乗ると、膝くらいの積雪になりました♬

胸まで埋まるラッセルに万事休す
「これならいけるかも!」とアドレナリンが出始めたのも束の間で、その後は腿・股・腰ほどのラッセル、時には胸近くまで潜ってしまい、時間切れとなりました。

スキー場を越えてから2時間で100mちょっとしか登れませんでした。

今日はスノーシューだった( ;∀;)
「たら、れば」の話しですが、スノーシューだったらどこまで行けたのか?今日の2人の調子であれば、山頂も狙えたのではないかと悔しくてなりません。
本当に今日はスノーシューの日でした。

普段使わない筋肉が悲鳴をあげる!
ラッセルする際に、ハードル(障害物競走のあのハードルです)を越えるように膝を上げていたら下山時に腿の付け根が痛くなりました。
スキーであれば5分もかからずに駐車場へと帰れるのに痛みに耐えながら一歩一歩と足を出しました。

それでも行きの6時間の距離を1/3の2時間ほどで下山し日帰り温泉に直行、温かい湯に本当に癒されました。
ツボ足ラッセルにお付き合いしてくれたKOさん、ありがとうございました!

延期となったスノーシュー開幕戦は1/30-31か!?
腰まで埋まって身動きを取るのに苦労するような大雪でもスノーシューなら歩いて行けるんです。
下の写真は、別の登山での小林美智子ガイドです。
同じようなフカフカの雪の上でもスノーシューを履いているので大きく沈まず楽しそうに歩いていますネー♪

ぜひ、皆さまにも、そんな体験をしてもらえたら雪山の楽しさが広がると思い、小林美智子ガイドがスノーシューハイクのガイドプランを考えました。
しかも、イグルー(雪のブロックを組んで作った家のようなもの)作り体験もできるんです。
雪山登山はハードルが高いと考えている方も、楽しいツアーです。ぜひ参加をご検討くださいねー。

スノーシュー(レンタル有り)ハイク&イグルー作り体験ツアーも開催!
スノーシューハイク&イグルー作り体験ツアーを1月末で募集しています。
豪雪地帯で1日目はゆっくり集合してスノーシューを試し履き。
その日は温泉で宿泊して、2日目に一緒にスノーシューハイクします。
スノーシューはレンタルもできますよ~♪

詳しい講習会・ツアーの案内は、以下の案内をクリックしてご確認ください。
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