【山遊び♪レポ】沢登りパチンコ!? ~2022GW深入沢~

山ナース

時期:2022年4月
報告:ホームページ管理人Mu

こんにちは!ホームページ管理担当者のMuです。
最初に書いておきますが、私は世間一般の方が知っているパチンコをやったことはありません。
タイトルで書いたパチンコですが、登山の中でも岩場の登攀をするクライマーの言葉で、2箇所のピークを続けて登攀することを継続登攀といい、通称「パチンコ」と言うそうです。
あっち行ったり、こっち行ったりするからでしょうか?
前回の倉戸沢が、予定よりも早く下山できたので、悪天候を気にしながら「もう1本!」ってことで、1日で2本目の沢登りです。

県境を越えて山梨県へ
前回の倉戸沢の流れる奥多摩湖から車で30分ほど走ると山梨県の深城ダムがあります。
今回登る深入沢は、そのダムの下流側にあり、いきなり道路から100m以上下っていきます。
途中までは単管パイプの道がありますが、その道が無くなってからは落ち葉で埋まった急斜面を下りていきます。

アプローチが核心か?
「この沢までの(危険な)アプローチが一番の核心(通過するのに難しいところ)だと良いですね」
って話しながらKOさん(私Muの山仲間で、身長180cmオーバーですが体重は私と変わらないというクライマー体型の男性です)と無事に沢まで下りました。

新緑が輝く沢
深入沢は入ってすぐに感じたのは、雲っているのに新緑が輝いていて眩しいこと。

この時期の沢は水が冷たいけど、美しい新緑のおかげで楽しく沢登りできました。

危険な兆候
ガイド本等で下調べが不足していたなと思ったのは、短い割には水量が倉戸沢よりも多く、滝には釜(滝壺のこと)があることです。

これは、暑い日には良いのですが、あまり積極的に濡れたくない(=涼しい)日には、水流を浴びながらのシャワークライミングをすることや、釜に飛び込んで滝に登ることができず、水の少なくてコケでヌルヌルの場所を登ったり、釜の縁を落ちないように慎重に通過(=「へつる」と言います)したりと苦労しました。

そうした苦労を空が見ていたわけではないでしょうが、大粒の雨が降ってきました。

止まらずに!
止まれば寒くなりそうなので、長く休憩はとらずに滝をいくつも超えると、沢が涸れてきたのでダムへと戻る尾根に上がります。

下山道は登山道のように道がついていて標高差は600mほどありましたが比較的楽に速く下りることができました。
ただ、下山中もずっと雨だったので滑っては「オッ!」と言うを繰り返してハラハラでした。
ガスのかかったダムが見えた時は一安心でした。

一直線で低体温
車に戻って片付けをして、最優先で日帰り温泉へ向かいます。
日帰り温泉について受付に入ると、手続きをする人で大渋滞。
並んだ頃から寒さで震え始めて待つのが苦痛でした。
受付後は一目散にお風呂へ!
体を洗って入浴しても体が温まるまで、いつも以上に時間がかかりました。
本当に濡れは怖いと感じたが下山してからで良かったです。沢登り中だったら厳しかったです。

募集中(5/17-18「沢登りはじめの一歩」)
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まだ、定員まで若干の余裕がありますので、急ではありますがスケジュールに都合の付く方で参加に興味のある方は、ぜひお申し込みください。
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