【山遊び♪レポ】登りやすい日本百名山で何を想う ~美ヶ原高原~

山ナース

訪問時期:2022年8月
報告:ホームページ管理人Mu

皆さん、こんにちは!ホームページ管理人のMuです。
今年の夏も暑かったですね~、・・・まだ暑い日もありますが、ピークは越えて下界でも秋が迫ってきていますよね。
さて、今回は夏の暑い日に涼しい高原を歩いてきた話しです。
天気も良い(私が晴れ男なので、当然と言えば当然ですが・・・(^_^))のに涼しいので、とても快適なのですが、一人で歩くには高原リゾートは寂しいかも知れませんね・・・。

標高1950mまで車
美ヶ原の最高峰は、「王ヶ頭2034m」ですが、車で1950mくらいまで行けちゃうんです。
なので、登山?って感じです。実際に登山道ではなく、山頂近くのホテルへの宿泊者の送迎用のバスが走る砂利道を歩けるので、登山靴やウエアも必要なく普段着で問題ないです。
(当然、天気が良ければですヨ。)
私は、新しい靴の試運転を兼ねていたので、上から下まで登山のカッコでした。
駐車場から出発すると、なだらかな斜面を上がって早速ですが美ヶ原の「原」が表す平らで広い地形となります。

そこにいる多くの放牧された牛が目に入ります。

せかせか気分は自然と消滅
のんびりと草を食む牛たちに加えて、仲良しのポニーが2頭とポニーたちへのエサとしてニンジン(1カップ100円)が置いてあります。

出発時は「止まらずに一気に山頂を往復しよう!」と思っていた気持ちが、私が気付かないうちに心から忘れ去る魔法をかけられてしまったようで、草と牛と青空のコントラストに写真を撮りたくなったり、2頭が背中を舐めあっているポニーを微笑ましくて、しばし眺めてしまったり・・・なんだか、楽しい♬

子供の頃の記憶
美ヶ原高原には子供の頃に家族で来たことがあります。
おそらく小学生の頃だったと思いますが、その時の記憶は僅かなのですが、広い原っぱのイメージはそのままで変わっていませんでした。

ただ、小学生の私にはつまらない場所だと感じたかも知れません。

だけど今回は、年齢を重ねたからか歩き始めたばかりでも良い場所だと思えています。

子供の頃には何とも思わなかった「美しの塔」も、登山をしている今は「この原っぱでガスったら方向が分からないから必要だね」と思います。

また、子供の頃の私は「疲れた~」と直ぐにぶーたれる子でした。
おそらく当時は大した関心を示さなかった高原の風景を「すごいねー♬」と言っても、効果が無かったので「着いたらソフトクリームを食べるか、ジュースを飲もう」と“ご褒美”を出したのではないかと容易に想像できて、母親に面倒をかけたなと申し訳なく思います。

山頂
歩く前は、1人は寂しいなと思っていましたが、写真を撮る良いポイントを探したり、昔の事を思い出したりしていたら、いつの間にか山頂でした。

歩くのに緊張感の必要ない道のおかげで、のんびりと昔の記憶をたどり続けることに集中できたのだろうと思うと、「良い時間を過ごした!」って感じました。
山頂で標識の写真を撮っていると、北アルプスの絶景を眺めるよりも石を積んで小さなケルンを作ることを楽しんでいる子供たちがいましたが、あの子たちが将来また訪れてくれると良いなと思うと同時に、その時にも変わらない美ヶ原高原であって欲しいと感じました。