時期:2020年12月
報告:ホームページ管理人Mu
こんにちは!ホームページ管理担当者のMuです。
今年の冬の寒さは平年並みという長期予報がだいぶ前に出ていましたが、11月は比較的暖かい日が続いたので過去数年と同じように暖冬なのではないかと心配していました。
しかし、12月も半ばになって物凄い寒波がきましたね!
そこで今回は、今シーズン初のアイスクライミングに行ってきました。
DiMM(Diploma in Mountain Medicine(旧称:認定国際山岳医・看護師))でも必要
最近エントリーが開始されたDiMMでも「簡単なアイスクライミングの技術」を求められていますが、手で掴んだり足を置いたりするホールドが限られている岩を登るクライミングと比べると、氷瀑に自由に手(アックス)や足(アイゼン)を挿し込めるので、体格の影響も少なく登り易いのではないでしょうか。
DiMMを目指しているけど今は仕事が忙しいという方が多いのが日本の現状です。
そういう方に自分が迷惑をかけないように注意しつつ、また、そういう方がDiMMを目指す段階で何か手助けができればと思っています。
アイスクライミングで苦労すること(個人の感想です)
では、アイスクライミングで苦労することはというと、私個人が思う事ですが、手指の寒さです。
特にリードで登っていると落ちられないという精神的なプレッシャーもあり、アックスを強く握っているからなのか、手指が寒さで痛くなります。
セカンドで登る場合には、だいぶ軽減されるので今後はセカンドで登っているようにリードでも登れることが目標です。
ただ、氷の間近に手を近づけているので寒いのは当然なので、どちらにしても全身の防寒対策は必要です。
ジョウゴ沢
赤岳鉱泉から硫黄岳への登山道を歩いていくと3番目に渡る沢がジョウゴ沢です。
赤岳鉱泉から10~15分程で到着する気軽さもあってF1(最初の滝)、F2(二番目の滝)は、アイスクライミング初心者が集中するエリアです。
今回は、そこを抜けて更に上部にある滝を目指しました。
しばらく進むとドン詰まりのような箇所に滝があり、そこから大きな滝が見えます。乙女の滝です。
乙女の滝の上部は、当日もですが常に強風を受けているからかフレア状に開いたまま氷結していて過酷な環境だからこその美しさだと思いました。
ここは記念写真だけでスルーです。(そもそも登れませ~ん!)
さらに進むと左側にナイアガラの滝(写真無し)がありますが、大混雑とのことなので正面奥のジョウゴ沢大滝に向かいますが、大滝は氷柱状になっているだけで、下までつながっていない(発達途上の)ようなので手前の滝を何本かトップロープで練習しました。
F1、F2は大混雑
雲の流れから稜線は爆風だと容易に想像できたので、帰りは沢を懸垂下降しながら下りて行くとF1、F2は大混雑。
登っている方の邪魔や氷を落とさないように気を付けて下りてテントに戻りました。
アイスクライミングするのも、まずは雪山登山からがオススメです。
アイスクライミングを始めるためには、雪山の技術・知識・経験が無ければ困難だと思います。
私もそうでしたが「雪山をやりたいけど、どうしたら?」と考えて悩んでいる皆さん、小林美智子山岳看護師事務所では、以下のプランをご用意しています。ぜひ参加をご検討ください。
2021年2月10日(水) 雪山登山はじめの一歩 ⇒ 定員まで残り1名です。 ⇒ 詳しい内容
2021年1月30日(土)~31日(日) 日光澤温泉スノーシューハイク ⇒ 定員まで余裕あります。 ⇒ 詳しい内容
翌日は裏同心ルンゼへ
初日にジョウゴ沢でトレーニングしたので、翌日は予定通り裏同心ルンゼに向かうことにしました。
その模様は、明日アップできるようにまとめます。お楽しみに!
コチラをクリックすると裏同心ルンゼ編にジャンプします。