2021年GWの赤岳鉱泉山岳医療ボランティア活動は、4月に新たに発足した実行委員会のメンバーだけで任務しました。
一緒に医療用資材を荷上げしてくれた国際山岳看護師:右田ナース
段ボールでシーネ(骨折時の固定具)作り
段ボールやペットボトルなども工夫次第で医療道具へと生まれ変わります。
(写真左)国際山岳医:大橋ドクター
(写真右)国際山岳看護師:福島ナース
夏に向けた準備も兼ねての山岳医療ボランティア活動です。
GW6日間、赤岳鉱泉山岳医療活動での対応者はいませんでしたが、
赤岳で2件の遭難事故が発生してしまいました。
山では医師や看護師だけでは人は救えません。
山岳救助隊、遭対協救助隊、山小屋、ガイド、登山者も含めて多くの人の手が必要となります。
その中で、山岳医療を専門とする山岳医&山岳看護師の役割は何なのか・・・
山岳救助の先進地域であるヨーロッパを模倣するだけでは、山の形態や法律が違う日本では上手くいきません。
いつも私が考えるのは、オリンピック陸上400mリレー日本代表の「リレー侍」です。
個人の技術も高めつつ、バトンの技術を高め、総合力としてメダルを勝ち取った日本代表のように、日本独自の山岳救助や山岳医療などが力を合わせ総合力として高めていければと思っています。
そして、その為に日本初のプロの山岳看護師として、挑戦し続けなければならないと思っています。
今回で赤岳鉱泉GW山岳医療ボランティア活動報告①②③は終了になります。
これからも最新情報を投稿しますのでホームページのチェックをお願いします。