【山遊び♪レポ】壁を突破せよ! ~トライアル全日本選手権第8戦SUGO観戦~

山ナース

投稿時期:2022年11月
投稿者:ホームページ管理人Mu

皆さん、こんにちは!ホームページ管理人のMuです。
今回は、友人に誘われて行ってきたバイクレースの報告です。
バイクが山と関係あるのか?と不思議に思われるかもしれませんが、観戦していて似ていると思ったことがあったので感想を投稿します。

その前に・・・
今回、観戦を誘ってくれた友人は宮城県に住んでおり、レース会場も宮城県です。
せっかく宮城県に行くのだからと、前日に紅葉真っ盛りの山を見に行かせてもらいました。

当日はあいにくの曇り空に時折太陽が顔を出す程度の「晴れ(さすが!晴れ男?)」。
なので、写真では色合いがキレイに出ていませんが、赤・黄・緑がバランス良く混ざって私の好きな紅葉でした♬

その後は、仙台市内に寄って大好きな牛タンを食べました♬

トライアルとは
さあ本番のバイクレースです。
バイクレースと言うとレース場でバイクが一斉にスタートして速さを競うものだと想像されていると思いますが、今回、観戦したのはトライアルと言います。
私はバイクに乗ったことが無く詳しくないので一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会の説明をお借りすると、

トライアル競技は、専用のオートバイを駆り、コース途中に設けられた採点区間(セクション)で、いかに減点されることなく走り抜けられるかを競い合います。
早くゴールする必要はありませんが、設定時間を越えてしまうと、所定の減点を課せられることになります。
減点が最も少ない、つまりはミスの最も少ないライダーが優勝となります。
減点は、1回の足つきが1点、2回の足つきで2点、3回以上の足つきが3点です。
マシンから降りてしまったり、セクションの外へ出てしまった場合、マシンが後退した場合、あるいは足つき中にエンジンが停止したりすると、失敗とみなされ5点減点となります。
また、セクションを1度の減点もなく走りきることを「クリーン」といいます。

百聞は一見に如かず!ですね、写真をご覧ください。
☟ジャンプして大岩を越える瞬間にバランスを取るために足を付いてしまいました。これで1点です。

障害物を越える
普通に走れるセクションであれば足をつくことはないので、障害物を越えるセクションとなっています。

大きな土管やブロックを並べて、そこをジャンプして超えるセクションもあれば、山の斜面を利用してアップダウンや岩を越えたりするセクションもあり、バリエーションに富んだセクションが10も用意されていました。

今回は、全日本選手権の最終戦であり年間チャンピオンの決定戦でもあるので好天に恵まれて、観客も多く優勝争いをする選手を追いかけて観客も移動していきます。

私はトレーニングも兼ねて友人の休憩用折りたたみイスを持って歩きます。

最初にも書きましたが、私はバイクに乗ったことがなく、両手両足を使ってアクセル、ブレーキ、クラッチ、ギアチェンジをする乗り方を聞いただけで無理!って思います。
そしてトライアルのライダーは、バイクの運転をしながら障害物を越えるわけで、その姿はカッコイイと思いました!

一番驚いたのは、人間が登れないような壁や斜面に向かって勢いよくバイクを走らせることです。

スキーのジャンプ競技のように普通の人は怖くてできないのではないかと思います。

クライミングのようにゆっくりと手足を使って登る方がバランスは取りやすいと思います。
また、何より怖いのは失敗した際にロープで安全を確保しながらのクライミングと違って、自分がバイクと共に壁や斜面から落ちる恐怖です。

見ているだけでも怖いです。ドキドキします!

その分、成功した時の歓声は大きく、初めて見ても思わず声を上げてしまうのではないでしょうか。
私は思わず「がんばれー!」とか「ヤッター!」などと声を出してしまいました。

バイクの違いや経験・技術の違いで上手く障害物をクリアするライダーとそうでないライダーがいるのは、登山でも同じでしょう。

トップライダーの皆さんは少なからず練習を繰り返して今の技術を身に付けたのだと思います。
登山も、体力だけではどうしようもない事があるな~と、観戦の合間にそんなことを考えてしまいました。

☝濡れたら滑る木の根を小刻みに飛び越えるライダー!

☝岩から岩へとバイクをジャンプさせるライダー!