【山遊び♪レポ】西穂からジャンダルム、奥穂、北穂へ! ~大量遭難のあった、あの日の天気・・・~

山ナース

ホームページ管理人のMuです。
北アルプスの穂高連峰にある西穂高岳と奥穂高岳の間は、(一般登山道ではない)破線ルートで岩場の歩き方、ルートファインディング、体力など走破しようとする登山者へ要求される能力も多いと思います。
昔の山と高原地図には「国内最難関」と書いてあった気がしますが、最近は「北アルプスの中でも屈指の難ルート」と少し表現が緩くなった気がします。
それでも、ルートが簡単になったわけではないので、要求される能力に天気などの外的要因も重ならないと安全に歩けないでしょう。

今回は、そんな難ルートを歩いてきたので報告します。
ただ、タイトルにも書きましたが、北陸~日本海にあった梅雨前線ほかの影響により、天気予報よりも実際の天気が悪くなって苦労しました。
決して、悪天候でも何とかなると思わずに読んでくださいね!

1日目:上高地(帝国ホテル)→西穂山荘
さわんど駐車場に車を停めて準備をしていると、私の周りに車を停めた人同士が「どこに登るんですか?」と話していて「西穂からジャンダルムに行きます♫」って声がしました。
いかにもライト&ファーストの小さな網〃ザックに短パン+タイツの若い女性でした。
私の過去の経験からもアップダウンが多いので軽量化は間違っていないので、頼もしい同行者がいると思いました。
今日は、西穂山荘まで体力を温存して登ることが大切だと考えて登りますが、後半で雨が降り出して、ちょっとスッキリではなかったです。
このまま早めに寝ましたが、西穂山荘と言えば粟沢さんの明日の天気予報です。
明日は10時頃に雨が降り出し、一晩で70㎜もの大雨となりそう!とのことで、さらに出発時間を繰り上げて3時出発としました。

2日目:西穂山荘→穂高岳山荘
予定通りに3時出発。

頭の中の算段では、足並みのそろったオジサン2人なので、コースタイムの2/3で歩いて6時間後の9時に穂高岳山荘に到着する。

順調に西穂丸山、西穂独標、西穂高岳と歩いて、西穂高岳に着くころには明るくなっていて、計算どおり!

明るくなったとはいえ、視界は50mほどしかない状態で、良いことと言ったら高度感が軽減されて怖さが薄れることぐらいです。

そして、粟沢さんの予報よりも早くに雨が降ってきました。風も強いので段々と顔に穴が開くほどの横殴りの雨になっていきます。

それでも執念でジャンダルムまで登ります(笑)

奥穂高岳に着く前にはロープで安全確保して下りる場所もありました。
そして、奥穂高岳に着いて「ほっ!」としたのもつかの間。。。
突然「(ピカッ!)」・・・「バシャーン!ゴロゴロゴロ~」っと雷です!
そこから穂高岳山荘までは逃げるように下りて行きました。

穂高岳山荘に着いて、安堵しました。

3日目:穂高岳山荘→槍ヶ岳山荘
戦略の幅を広げるために早起きして、お弁当を食べ小雨と強風の中を出発です。

昨年、登った滝谷のドーム中央稜の終了点であるドームまで来たら、北穂高岳は近い!

北穂高岳までもスムーズにきましたが、(結果として)前日の悪天候時に北穂高小屋から穂高岳山荘へ向かった方が亡くなっている区間です。

最後まで気を抜かずに北穂高岳へ・・・ガスガスで何も見えず。
北穂高小屋に着くと、長野県遭難防止常駐隊の方が忙しく動き回っていました。
昨日の悪天候時に槍ヶ岳山荘から穂高岳山荘に向かっていた韓国人ツアーの方のうち3名を低体温症で救助して、今日もその対応をしているので、できれば槍ヶ岳方面となる大キレットには行かないで欲しいと言われましたので、残念でしたがここで下山することにしました。

下山時に、北穂高岳山頂でヘリコプターが要救助者をピックアップするタイミングを見ることができました。

上高地までの帰り道は、あの悪天候が嘘のように晴れて暑かったです。
しかし、下山してから調べたところ前日の悪天候時には白馬岳、蝶ヶ岳、スバリ岳付近でも低体温症の遭難事案が発生しておりました。

今回、私たちは風雨に備えた装備をしていたので無事に下山できましたが、少しでも想定外のこと・・・動けなくなるとか・・・が起これば、非常に危険な天気でした。
今後も、安全第一で登山を楽しめたら!と思っています。

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