DiMM(Diploma in Mountain Medicine)を取得するためには、
日本登山医学会に入会後、DiMM認定制度にエントリーをして、年間8回開催されるプログラム(座学・演習・検定)を修了し全て合格しなければなりません。
そのプログラムはエントリーしてから5年以内に修了することが義務づけられています。
このプログラムを受講するためには、登山中級者レベル以上の年間(無雪期・積雪期)を通した登山技術と知識が必須となります。その登山技術と知識を身に付けるためのサポートとして、当事務所で講習会を企画開催させていただいております。
*感染拡大防止対策のため、少人数制とさせていただいております。
*登山者として必要な知識と技術となりますので、医師及び看護師だけでなく、一般の方も参加出来ます。
*その他、トピックス毎に各種講習会も開催しています。
【 講習会の概要】
★一般の方も参加できます。
★以下の方々向けの講習会です。
・安全登山のための知識技術を身に付けたい方
・山ナースガイドから医療者目線での知識技術を教えてほしい方
・登山リーダー技術を身に付けたい方
・DiMMを志望している方
①受講対象者 ②講習の概要 ③講習会日数 ④開催時季 ⑤開催場所
1) 基本登山技術講習会「入門編」
① フリー(登山初心者からどなたでも参加できます)
② 自立した登山者になるために登山知識と技術を基礎からしっかり学ぶ講習会
③ 1泊2日
④ 4月・9月
⑤ 神奈川県 丹沢
2) 基本登山技術講習会「初級編」
① 1)修了者
② 入門編で学んだ安全登山技術を、実際の山岳地帯で実践できるようにするための講習会
③ 1泊2日
④ 5月・10月
⑤ 長野県 南八ヶ岳
3) 基本登山技術講習会「中級編」
① 2)修了者
② 夏季の山岳地帯で何かあった場合を想定した危急時対応やセルフレスキュー等のリスクマネジメント実践する講習会
③ 1泊2日
④ 6月・11月
⑤ 神奈川県 丹沢
4) 「山の応急処置」講習会
① 3)修了者
② 山での危急時対応としての応急処置の講習会
*外部講師招く
③ 1泊2日
④ 7月・12月
⑤ 神奈川県 丹沢
5) ナビゲーション(地図読み)
① フリー(誰でも受講可能ですが、2)を修了している事を推奨します。
② 地形読み、道迷い対策、登山道以外を歩く
③ 日帰り
④ 秋~春
⑤ 丹沢・奥多摩
6)ロープワーク基礎
① フリー (誰でも受講可能ですが、2)を修了している事を推奨します)
② クライミング装備、ロープワーク基礎、ロープシステムの理解(マルチピッチ、懸垂下降、引き上げ等)
*岩場での登攀等は行いません。
③ 1泊2日
④ 秋~春
⑤ 神奈川県 丹沢周辺
7)クライミング基礎
① 6)修了者
② クライミング技術(手や足の使い方、ボディポジションなど)とビレイ技術を学びます。
*外部講師招く
③ 日帰り
④ 随時
⑤ 外岩 or 室内クライミング場
8)雪山登山技術講習会「雪山登山はじめの一歩」
① フリー(どなたでも受講可能です)
② 雪山を始めるにあたって基礎から学び、雪山登山の第一歩を踏みしめるための講習会
③ 日帰り
④ 1月・2月
⑤ 谷川岳周辺・千畳敷
9)雪山登山技術講習会「雪山リスクマネジメント(初級編)」
① 8)修了者
② 雪山で身を守るための防護技術(滑落停止・難所の通過など)を理解し、身に付ける講習会
③ 日帰り
④ 1月・2月
⑤ 谷川岳周辺・千畳敷
10)雪山登山技術講習会「雪山リスクマネジメント(雪崩編)」
① 9)修了者
② 雪崩リスクを軽減するために雪崩を知り回避して、もしもの場合に備え対応を練習する講習会
③ 日帰り
④ 1月・2月
⑤ 谷川岳周辺・千畳敷
11)アイスクライミング講習会
① フリー
② アイスクライミングを基礎から学ぶ
*外部講師招く
③ 1泊2日
④ 1月・2月
⑤ 八ヶ岳 赤岳鉱泉 アイスキャンディ
【日本山岳医療協議会(JMMC)主催 当事務所受託事業】
*日本山岳医療協議会(JMMC)の入会者で、DiMMエントリー者が対象(基本的な登山技術が既に身についてることが前提)の講習会です。JMMC未入会の方はJMMC入会手続きをお願いします。
1) 夏山合宿(DiMM事前講習会)
① DiMMエントリー中の方、国内認定からの移行者が対象
② ナビゲーション技術、ロープワーク、登攀技術
③ 1泊2日or2泊3日
④ 7月
⑤ 富山県立山 国立登山研修所
*講師は、国立登山研修所講師の山岳ガイド
2)冬山合宿(DiMM事前講習会)
① DiMMエントリー中の方、国内認定からの移行者
② 冬季登山技術・登攀技術、雪崩埋没捜索技術
③ 1泊2日
④ 12月
⑤ 国立登山研修所
*講師は国立登山研修所講師の山岳ガイド
★DiMM検定では、上記の講習会を全て受ければ自動的に合格するわけではありません。
体力テストや登山の総合力も求められますので、登山経験も増やし総合能力を高めましょう。
また岩稜帯(夏季および冬季)登攀経験も必要です。山岳ガイドとの登山もお勧めいたします。
【よくある質問コーナーQ&A】にも、山岳看護師やDiMMを受講に関することについて、記載されていますので是非ご覧ください!
よくある質問コーナーQ&A は、コチラをクリックしてください。
【DiMMを受講するのに必要な最低限の夏山技術】
①ロープ、スリング、カラビナ、ハーネス、ヘルメット等の知識
②ハーネスの付け方、スリングを用いた簡易ハーネスの作り方、ハーネスへのロープの結び方
③支点(アンカー)の知識と作り方
④自己確保(セルフビレイ)
⑤トップロープのビレイ
⑥下降器も用いた懸垂下降
⑦フリクションヒッチ(オートブロック、クレイムハイスト)による登高
⑧ムンターヒッチ、ダブルエイトノット、クローブヒッチ、ダブルフィッシャーマンズノット
⑨3対1引き上げシステム等の理解
⑩ピッチグレードⅢ級程度の岩場のフォロワーとしての登攀
【DiMMを受講するのに必要な最低限の冬山技術】 *夏山技術も含まれる①アイゼンを用いた歩行技術
②雪や氷を用いた支点の知識、作り方
③3対1引き上げシステム等を用いたクレパスレスキューの理解
④ビーコンとプローブを用いた雪崩埋没者の捜索および救助
⑤簡単なアイスクライミングの技術
⑥補足:UIAAスタンダードのグレードW12とは、ゲレンデ(八ヶ岳ジョウゴ沢等)でのアイスクライミング経験が求められます。
当事務所講習会の募集申込については、随時ホームページに掲載いたします。
募集開始時に連絡メールが欲しい方は、下記お問合せよりその旨ご連絡ください。
(既にご案内メールが届いている方は、新たに連絡する必要はございません。)
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