【山ナース日記】vol.43 「鳴虫山」山歩き講習登山

山ナース

日時:2020年6月20日㈯
場所:日光「鳴虫山」

新緑が美しい日光市街の裏山である鳴虫山。
梅雨の晴れ間となり、今夏山シーズンの山ナースガイド業務再開の初日をむかることができました。

さすが日光の裏山といわれるだけあって、日光駅から15分で登山口に至ることができます。

樹林帯に入ると一気に涼しくなり、左右で杉林と自然林がはっきり分かれる森林の中を進みます。

今回の講習登山は、山での歩行技術やストックの使い方、また登山道を歩く際の注意点、
一番大事な歩くペースの配分と維持など、山の歩き方のコツを学びながらの登山です。

しっかりお互い間隔をあけながら、ゆっくりとした速度で歩くと周りをしっかり観察することができます。


シバアジサイ(コアジサイ)がいっぱい咲いていました。

 
ユウレイタケの異名を持つギンリョウソウ(銀竜草)を発見。
山歩きをしていると可憐な植物に出会え、やさしい気持ちにさせてくれます。


この山に雲がかかると雨になることが多いことから、「泣き虫山」と呼ばれるようになったのが名前の由来だそうです。
時々、新緑の隙間から空を眺め雲ゆき(観天望気)を見上げます。


急登が続きますが、酸素を使いながら筋収縮のエネルギーを発生させる有酸素運動を有効的に行うには、軽く息が弾むくらいのゆっくりとした速度で、心拍数を上げ過ぎないように歩くことが大事になってきます。


山で歩き続けるための水分と栄養の取り方、また山ナースガイドならではの行動食の工夫なども実際に山を歩きながら学びます。
山では下界とは違い、命を維持するために必要なエネルギーの他に登山活動するためのエネルギーが必要です。
活動し続けられるよう常にセルフコントロールすることは安全につながります。


私はクライアントの方々には必ず地図をお渡しして、地図を見るタイミングや地形を見る癖を付けてもらいながら登山を楽しんでいただきます。

今回参加してくださった方々も、山歩きを気持ちよく、安全に続けるためのポイントを知っていただけたのではないかと思います。

山にもっと行きたいな、山のことを知りたいな、と思ったあなたを山ナースガイドが応援いたします。
山ナースガイドプランはまだまだ予定していますよ~是非ご参加ください。

小林美智子山岳看護師事務所では、日帰りの短時間の山歩きからガイドプランを用意しています。
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