【山遊び♪レポ】昨年のリベンジを目指してクライミング! ~大同心雲稜ルート(八ヶ岳)~

山ナース

時期:2021年6月
報告:ホームページ管理担当Mu

こんにちは!ホームページ管理担当のMuです。
関東甲信越地方も梅雨入りしましたね。
今回は梅雨入りが迫っている天気予報でしたが、雨が降らない事を願って・・・とは言え、雨が降ったらクライミングは中止しようと決めて、八ヶ岳にクライミング目的に向かいました。

大同心とは
八ヶ岳南部にある八ヶ岳最高峰の赤岳から北へと続く稜線上の西面にある岩峰で、赤岳鉱泉から稜線を見上げると頭一つ突き出ているので直ぐに分かります。
下の写真は、6月初めに開催された基本登山技術講習会「初級編」の際のものです。大同心が分かりますね。

昨夏にパートナーのKOさんと大同心をクライミングする雲稜ルートにチャレンジしましたが、訳あって2ピッチ(P)目で敗退したので、今回は1年振りのリベンジです!

勇気を出して!
昨夏は、敗退するまでKOさんにリードしてもらったので、今回の1P目は私がリードする(先頭で登る)ことを提案しました。
全6Pなので、私もリードを分担しないとKOさんの負担も大きいなと気にしていました。

大同心は、壁にボコボコとげんこつのような岩が突き出ており、それを手がかり足がかりにすれば難しくないのですが、「この握っている岩がボコッと外れたら落ちる・・・」と頭で考えてしまって、実際に取れてしまった痕跡やグラグラする岩もあるので一手一歩を踏み出すのに時間がかかりました。

特に少しハング気味の部分を越えるのに苦労して、緊張で喉がカラカラになりながら1P終了!
フォロー(2番目に登る)で登ってきたKOさんに「まさかMuさんが1P目リードするって言うとは思わなかったよ~♬」と言われ嬉しかったです。

つるべ(交互)で登ります。
2P目はKOさんリード、途中で手がかり足がかりが少ない部分がありましたが、昨夏のリベンジというような困難もなくテラスに辿り着きます。

3P目は私、草付きと少し傾斜の緩んだ壁を登ってテラスに到着。1P目に比べると楽をさせてもらいました。

4P目はKOさん、ルート図によれば、まだ上を目指して良かったはずなのですが、バンドに出るのが正解だったようで、途中でビレイを交代してもらい私がバンドに出てKOさんをビレイしました。
5P目は大同心の肩へのトラバース、張り出した岩を抱くように外側に体を出すのが緊張しますね。
隣の小同心のクライマーが見えました。

ラスボスの出現にあえなく敗退か!?
無事に大同心の肩(左肩になるのかな)に着きました!
でも最後に頭まで登るピッチが残っています。
私が取り付きますが、難しい上にリードの怖さにも勝てずにあえなくKOさんに交代( ;∀;)

KOさんは私が諦めた部分を軽々と通過しますが、その先で2回テンション(岩を掴む腕の力が無くなりロープに体重を預けて休むこと)して、それでもあきらめずに登って「ビレイ解除!」の声、私にとってはKOさんが2回テンションした所よりも、頭に出る直前に身体が右側に回り込んで空中に出る(つまり、遥か下まで何もない!)ようになるのですが、ここが恐ろしかったです。
最後は、KOさんに引き揚げてもらって頭を抱えてしまいました(;^ω^)

でも、KOさんは、「そこが一番面白かった♬」とのこと・・・、私はまだまだ精進が足りませんね~。
しかし、2人で昨年敗退したルートを無事にクライミング出来て大満足です。
最後は、空中懸垂下降でスルーッとおりました。

今回のクライミングシステムも、次回(今秋)のロープワーク講習会で行います。
まずは、システムを勉強しておくと、岩場に行ってからは安全にクライミングに集中できると思います。

次回のロープワーク講習会の日程等の詳細については、コチラをクリックしてご確認ください。
既に定員となっている日にちもありますので、興味のある方は、早めの申し込みをオススメします。