【山遊び♪レポ】阿弥陀岳最難関バリエーションルートへ! ~阿弥陀岳北西稜(八ヶ岳)~

山ナース

時期:2021年6月
報告:ホームページ管理担当Mu

こんにちは!ホームページ管理担当のMuです。
前回の山遊び♪レポートで報告した大同心雲稜ルートの翌日、天気予報は昼ごろから雨だったので早朝出発で阿弥陀岳北西稜に向かいました。

アプローチは、地形を読んで。
阿弥陀岳北西稜へのアプローチは、行者小屋から美濃戸口方面へ登山道を少し戻った辺りから阿弥陀岳方面へ向かうのですが、はっきりと「ココ!」と標識がある訳ではないので、地形を見ながらになります。
しかし、樹林帯の中なのでイマイチ分かりづらいです。
そこでKOさんのGPSを参考にしますが、画面に表示された現在地と私の頭の中のナビの現在地がズレている(;^ω^)。
いつもはGPSを信じるのですが、今回はKOさんと相談しながら、登山道を外れ少しずつ標高を上げていくと北西稜の尾根に乗りました。

岩場に着くころにポツポツと・・・
ところどころ脆い岩場を通過しながら高度を上げると、岩峰が目前に迫ったのでハーネスを装着して進みます。

最初の岩峰は右から巻いた後に再び稜線上に登ります。

冬季なら凍って固まっている岩も、今の時期は全てがグラグラと信用ならない状況なのでロープで確保して進みます。

続いて絶壁上のバンドを左に回り込むトラバース。
最後に手がかり足がかりの乏しい岩場を30mほど登れば、なだらかな稜線上に出て阿弥陀岳への登山道と合流します。
時間とともにガスがたちこめて、行者小屋も見えなくなりそうでした。

クライミングシューズ
最後の難所の岩場の通過時には、登山靴では厳しいのでクライミングシューズに履き替えましたが、9時前なのにパラパラとまとまった雨が落ちてきて、このまま岩が濡れると通過できなくなるのではないかと焦りました。
幸い雨はいったん落ち着いてくれたので、無事に阿弥陀岳山頂で記念写真(某すしチェーン店の社長のポーズ)を撮ることができ、赤岳鉱泉に下山すると雨がザーザーと降ってきました。セーフ!

今回の北西稜へのアプローチでは、自分の現在位置と目的地へのルート取りが重要でした。
これはバリエーションルートに限った事ではなく、普通に登山道を歩いている時も必要な登山技術ですよね。
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