【山遊び♪レポ】2021年シーズンの沢登り開幕戦は癒しのナメ沢へ ~鬼怒川 魚沢~赤岩沢(奥鬼怒)~

山ナース

時期:2021年6月
報告:ホームページ管理担当Mu

こんにちは!ホームページ管理担当のMuです。

雨予報で沢登り
天気予報から雨マークが消えない微妙な天気の時は以前であればクライミングは中止、代わりに登山する場所が思い付かなければ出かけない事が多かったですが、沢登りをするようになってからは沢に行くことにしています。
理由は単純で雨で濡れるのも沢で濡れるのも同じだからです。
もちろん、雨によって増水すれば命の危険もありますので、そこは当日だけでなく前日までの雨量や目的地の地理的条件も気にしながらです。

スノーシューハイクのあの駐車場から
積雪時期に小林美智子ガイドが開催しているスノーシューハイク&温泉プランは、毎回好評(ホームページ内に過去のスノーシューハイクの投稿があるので、興味のある方はご覧ください。)なのですが、その歩き始める駐車場から今回の沢登りもスタートします。

沢を登り、沢を下りる
沢登りで一般的に多いのは、沢を登って(遡行と言います)登山道を下りてくるパターンですが、今回は魚沢という沢を登って、その先にある赤岩沢を下りてくるルートです。
ガイド本の推奨は1泊2日ですが、天気予報も微妙なので日帰りで行くことにしました。

ドキドキのスタート!
登山全般に言えることですが、特に沢登りは大雨や台風等により沢の形が変わっている事もあり、臨機応変に登っていく要素が強いので、「どんな1日が待ち受けているのだろうか?」とドキドキしながら歩き出します。

登れる滝、ナメの連続♬
沢に入ってしばらくは、岩がゴロゴロしたよくある沢歩きですが、そのうちナメ(傾斜した岩の表面を水が流れる様子…下の写真を参照ください。)が続きます。

時には、傾斜の急なナメ滝もありますが、全て登っていけました。

新緑とナメは、とっても映えますね。

倒木も多く、時には平均台のようにバランスを取りながら歩くこともあり、アスレチックのように楽しめます。

ミニゴルジュを突っ張りで突破
途中、左右の壁が迫って一瞬ゴルジュとなります、ここは新緑と滝のとのコントラストが美しかったです。

ここは突っ張り(相撲とは違いますが両腕を突っ張って登ることです)で突破しました。

続いて登るKOさんの写真を上から撮ったのですが、シャワーを浴びてしまいレンズに水滴が付いていて歪んでしまいました(T_T)

登り終了!下りスタート!
三つ又(下の写真で白い水の流れが3本あるのが分かるでしょうか?)を右に抜けて細くなった沢に覆い被さる笹藪を嫌って沢から獣道に上がり歩いていくと湿原(黒沼田代)に出て遡行は終了です。

湿原を踏み荒らさないように湿原を回り込んで、下る沢へと水の流れを追いかけていきます。

登りより難しい下り
登山もそうですが、登りよりも下りの方が危険で難しいですね。
沢登りも先が見えないと、傾斜が少し急になっているだけか?それとも滝なのか?と恐る恐る近づく歩き方になりますし、滝の場合は歩いて下りることができるのかも覗き見ないと分かりません。
赤岩沢は、ほとんどが歩き、時には両手両足を使ってクライムダウン、そして1箇所50m滝で懸垂下降しました。

懸垂下降では、1人ずつの行動なので待っている間は2人とも震えていました。

下りていくに従って赤岩沢もナメが続くようになり、快適に歩いていけるので、とても良いルートだと思いました。

最後に林道に復帰する直前に神秘的な風景を見ることができました。

写真では神秘的具合が半分も伝わってないと思いますが、沢登りの楽しさが伝わっていたら嬉しいです。

沢登りって、登山とは違って簡単に始められない気がしませんか?実際に危険な事もあるので、見様見真似で始めるのは危険だと思います。
もし沢登りを始めたい方で、そのような心配をされている方がいましたら、沢登りはじめの一歩講習会への申し込みをオススメします。

いきなり滝を登ったり実際に沢登りをしたりはせずに、道具や準備、歩き方などを小林美智子ガイドが講習します。
興味のある方は、コチラをクリックすると案内ページにジャンプできます。