【山遊び♪レポ】全集中!山の呼吸について考える ~ネタバレ無しの山の話し~

山ナース

時期:2020年11月
報告:ホームページ管理人Mu

こんにちは!ホームページ担当者のMuです。
最近、天気も安定してきたせいか、気持ちの良い登山をすることができています。
でも、登山で「気持ち良いな~」って思えるのは、それだけ心に余裕がある事も重要だと思います。
余裕があるというのは、天候・体力・時間など様々な要因があると思いますが、今回は体力に関する内容「登山中の呼吸について」私が考えている事を簡単にまとめてみました。
(タイトルから期待してご覧になった方も、「なんだ、山の話しか・・・」と思わずに読んでいただけたら嬉しいです(*^^*))

壱「基本は鼻」
まず、基本的には鼻で呼吸をしながら歩くことだと思います。
口で呼吸するのはオーバーペースで、長く歩けないのではないかと思います。
また、口呼吸では、水分の放出量も多くなり喉が渇きやすくなるため、多くの水分を準備する必要が生じて、荷物が増え余計に登る(下りる)際に苦しくなるという悪循環となります。

弐「腹式」
肋骨を広げたり閉めたりする「胸式呼吸」と、お腹を出したり引っ込めたりすることで横隔膜を上下させる「腹式呼吸」とがあるというのは、子供の頃の保健体育で習ったと思います。
その際に、女性には「胸式呼吸」が多く、男性には「腹式呼吸」が多いと言われた記憶がありますが、詳しい仕組みは忘れてしまいました。
また、トレーニングで腹式呼吸を会得できるとも聞きました。
ただ「腹式呼吸」は、食事中や睡眠中などリラックスしている時にしているので、腹式呼吸は心拍数が穏やかになり登山には良い呼吸法だと思います。

参「しっかり吐く」
登山を始めるようになってから、キリマンジャロに登ったのですが、「息を深く吐くようにすると、自然に大きく吸えるようになるよ」とアドバイスされました。
特に急坂を登る際など、呼吸が苦しくなる時は、しっかり吐くことを意識すると楽になったと実感すると思います。

肆「意識を全集中」
参のしっかり吐くでも書きましたが、登山ではアップダウンや坂の傾斜も違うため、どうしても呼吸が苦しくなる場面があります。
その時は、呼吸に集中すると深い呼吸ができて、必ず意識していないよりも呼吸が楽になるはずです。
もしも、苦しいままであれば、呼吸を意識しているので「オーバーペースだな」と気付くことができ、知らないうちにバテてしまうことを避けられます。

伍「口すぼめ」
壱の鼻呼吸と矛盾しますが、どうしても苦しくなった時に早く回復させるための呼吸法です。
口をすぼめて強く吐きます。
鼻と比較すると口の大きさは圧倒的に大きい上に、口をすぼめて強く呼吸する事で素早く多くの酸素を身体に取り込むことができるはずです。
ただし、常に口をすぼめて呼吸する事は、壱で書いた通りですのでオススメしません。
あくまで一時的なもの(ヒノカミ神楽の呼吸のように)使用するのが私の考えです。

楽しいのが一番
登山って「苦しいのに、どうして登るの?」とか、言われることがありますが、苦しくなければ一番良いですが、なかなか思い通りにはなりません。
でも呼吸の知識が増えただけで少しでも登山が楽になったら良いですよね。
今回は、現時点で私(ホームページ管理人Mu)が考える呼吸についてをまとめました。

次回の「山遊び♪レポ」は、気持ちの良い登山をしてきたので、その様子を報告します。☟をクリックです。
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