時期:2021年8月
報告:ホームページ管理担当Mu
こんにちは!ホームページ管理担当のMuです。
前回の【山遊び♪レポ】もですが、気持ちの良い晴れ予報が出ないので、日帰り沢登りにチャレンジしてきました!
(雨だと岩登りは滑ってダメ、沢で泊まるのも増水が怖いので。)
理想は1泊2日
今回の沢は、奥多摩湖の更に奥の多摩川の源流の1つで、大菩薩嶺へと遡行する長~い谷です。
コースガイドには1泊2日と書かれています。何しろ下山するのに3~4時間かかります。
「小室向」の標識喪失
暗くなるまでに下山したいので、日の出の頃に林道を歩き始めます。「小室向」の標識は根元が朽ちて倒れていました(写真はありません)。
そこから、ジグザグにしっかりとした道で谷まで下ります。小室川谷の出合です。
水量は極端に多いという事は無さそうなので、沢装備にハーネス、ヘルメット着用して出発します。
S字峡入口の滝で水量の多さに気付く!
唯一の核心部(と言うほどでもないですが)となったS字峡入口の滝。
ここまで泳がず(私は泳げないが・・・)に来ることができたので、水量も多くないと思ったが勘違いでした。
「ゴーゴー」と吹き出す滝に本来の正面突破は諦めて、左壁を少し登り、懸垂下降で滝の先の急流に下ります。
下りてみれば深いこともなく壁伝いに進めましたが、懸垂下降する際には、そのまま流された場合に滝壺にハマって出られなくならないかとか、様々に課題と対策を考えました。
というわけで核心でした。
体力的にはハード!技術的にはイージー♬
最初にも書いた通り距離が長い上に標高差も1300mほどあるので、体力的にはハードで日帰りだと後半に疲れが出てきました。
しかし、技術的には登ることが難しい滝は、少し巻いて登れ、危ない箇所にはフィックスロープがありました。
また、それ以外は怖い思いをせずに登れる滝ばかりでした。
枝沢が多いがルートも分かりやすい。
最後まで本流をしっかりと辿れば、大菩薩峠と大菩薩嶺の間の稜線に藪漕ぎすることなく到達できます。
ひっかけ問題的な本流が曲がっているような合流部もないので安心して沢登りを楽しめます。
駐車場へ戻る道は良いが長い!
普通に登山をしていて下山に3~4時間なら大したことは無いと思いますが、今シーズンは沢を登って、隣の沢を下降するスタイルや、アクセスの良い沢が多かったので、とっても長く感じました。
ただし、日本百名山である大菩薩嶺へと通じる登山道だからでしょうか、整備された歩きやすい道でした。
失敗したのは下山時に履いた靴下が20年以上タンスに放り込んでいた非登山用のシロモノで、クッション性がなく足裏が痛くなりました。
甘く見たら痛い目に合いますネ。
1泊2日で楽しむのがオススメ♬
荷物は多くなりますが、1泊2日で楽しんだ方が1つ1つ異なる顔を見せる滝の通過も充実するでしょう。
そう思うのは、危険な箇所が無いという感想が強く残ったからです。
もちろん、初心者同士がいきなり2人で行くのは無理です。
また、しばらく大雨のなかった時期に行くことも条件になります。
その条件で天気が良ければ、快適なビバークスポットも多く、充実した沢登りとなることでしょう!
何度か9月に開催する沢登りはじめの一歩講習会への申し込みをオススメしましたが、いよいよ定員まであとわずかです。
講習会では、いきなり滝を登ったり実際に沢登りをしたりはせずに、道具や準備、歩き方などを小林美智子ガイドが講習します。
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