投稿時期:2023年1月
投稿者:ホームページ管理人Mu
こんにちは!ホームページ管理担当のMuです。
10年に1度の大寒波が来るということで、東京都心でも氷点下になり寒いです。
それ以上に気になるのは強風です。気温以上に体感温度は寒く感じられて、雪山ウエアを着ないと耐えられません。
全国で大雪による災害などが起こらなければ良いのですが・・・
その大寒波が来る前に、富山県の山に登ってきました。
富山県とは言っても有名な「剱岳」に登ったわけではありません。
標高も1000mちょっとの非常にマイナーな山だと思いますが「大地山」と言うようです。
とは言え、そこは富山県の豪雪地帯。スノーシューを使って雪がたっぷりな山を登ろうというわけです。
今年は雪が少ない!?
雪山なので登山道はないのですが、アプローチは朝日小川ダム(ダムの水面には鴨?がたくさんで賑やか♪)に車を停めて10分ほど道路を歩いたら取り付きです。
(冬の日本海側らしいどんよりとした曇り空・・・)
週末は停められないほど混むこともあるそうですが、今日は他に1台しか停まっていません。
その理由はおそらく今年は雪が少ない(確かに過去の写真では、駐車場にもっと雪があった。)からで、もう1台の車の方(地元富山県の登山者)が「雪が少なく藪漕ぎなので帰ります。」とのこと。
メンタルの弱い私は「それなら私も帰ろっかな~」と考えますが、さすがに「東京から来てここで帰るわけにはいかない!」と、ついでに「心を燃やせ!」と自分に言い聞かせて先に進みます。
まずは尾根に!・・・雪が少なく悪い!
雪が多ければグネグネ迂回する林道をショートカットして登れるようですが、そのまま林道を歩きます。積雪は平均で足首くらいの少し固い雪なので意外と疲れます。
林道終点から教科書通り(かな?)に尾根へと一直線に登ります。
早く尾根に出ることはできましたが、結果的に“この判断”は悪く、藪漕ぎでイライラし、
僅かに積もった雪にツボ足で登るには微妙な急傾斜をハラハラしながら進むことになりました。(アイゼン+ピッケルがあるので使えば難しくないですが)
スノーシュー装着
そんな尾根を悪戦苦闘しながら進み、やっと藪の少ない尾根になったのでスノーシューを装着します。
私はスノーシューについてこだわっていて、“お”フランス製TSLのSYMBIOZ hyperflexシリーズを使用しています。
元々、シリーズのeliteを使用していますが、BOA採用のadjustが発売された際に買い足しました。(今、振り返れば買わなくても良かったかも)
ただ、同じような製品を2つ持っても良いと思うくらい、性能は素晴らしいと思います。
しっかり登り、下りも怖くない、トラバースでも雪を掴み、浮力も十分、脱着も容易。
敢えて悪いところを探せと言われると、高価、少し重めというくらいでしょうか。
雪が一気に増え楽しいスノーシューハイク
ちょうど積雪も増えて、ツボ足ラッセルでは進めないようになったので、スノーシューを履くタイミングとしてはベストでした。
陽の差した(さすが!晴れ男!)尾根を軽快に進みます。3000m級の山が遥か遠くに見えました。
吹き溜まり箇所は、スノーシューを履いていても膝まで沈みますが、フカフカの雪を感じられる、これがスノーシューの楽しさです。
そして、ルートはナイフリッジまでいかないけれど、スノーシューで歩くのは緊張する尾根もあって。
楽しい!
負け惜しみかも知れませんが、剱岳とは違った楽しさがあります。
振り返れば歩いてきた尾根に足跡が。。。
山頂は、天気(変わりやすい天気ですね)のせいもあってか地味で展望が無いですが、ここでエネルギー(長野で買ったみそドーナツ♬)を補給して下山します。
下山ルートは次回へつなげるために
下山ルートは、藪を避けるルートを選んで尾根から早めに離脱しました。
と言うのも、大地山の先には「初雪山」という、これまた登ってみたくなるような山が控えています。
次回、機会があったら大地山までは省エネ、短時間で登って、その先に行きたいと思っています。
無事にスノーシューを履いたまま林道に出ることが出来たので、次回は一気にスノーシューで登れそう!(って、次回は来年以降か・・・)
ダムに戻ると、相変わらず鴨が騒がしいので、覗いてみると一目散に逃げていきました。
お邪魔しましたー!
さて、雪山を始めたいと思っている方。
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