【山遊び♪レポ】エクイリビウムシリーズ最新作 スピード GTX®で登る火打山 ~ローカットなのにハイカットの安心感!?~

山ナース

時期:2023年7月
報告:ホームページ管理人Mu

皆さん、こんにちは!ホームページ管理人のMuです。
前回の【山遊び♪レポ】では、新しい登山靴を購入したことを投稿しました。
【山遊び♪レポ】エクイリビウムシリーズ最新作 スピード GTX®を買う! ~AEQUILIBRIUM SPEED GTX®~ – 小林美智子山岳看護師事務所(山ナースガイドオフィス) 

さっそく登山で履いてみたので、その感想を投稿します!

いきなり?ではないです
今月のガイドプランで計画されている『妙高山&火打山』のうち、無雪期に登っていない火打山への下見を兼ねてエクイリビウム スピードを履いてきました。

いきなりのような感じですが、買った靴をいきなり登山に使うことはありません。
下界の靴でさえ靴擦れしないかと不安なのに、登山でそんなことになったら大変ですよね。
私は、新品の靴は1時間ほど階段の昇り降りをして履き慣らしをしています。

火打山
火打山、妙高山ともに1日で行けない事はないのですが、妙高山は無雪期にも登ったことがあるし
(と自分に言い訳して・・・)
新しい靴なので無理をしない方がよい
(とまたまた自分に言い訳して・・・)
ということで(;^ω^)、火打山です。

歩きやすい登山道は、スイスイ
エクイリビウムと言えば、そのヒール(かかと)の角が斜めにカット(前回の投稿の写真を参照ください)してあることで、靴底の固い重登山靴やスキー靴のようにドカドカとロボットのように歩かなくても良くなっています。
そして、ハイカットのエクイリビウムもとても歩きやすいのですが、ローカットシューズになったことで、それ以上の柔軟性を手に入れたようです。
火打山への登山道は木道区間も多くて、余計にスイスイでした。

フィット感 < 履き易さ
ハイカットのエクイリビウムを履いて、最初に感じたのは(前回の【山遊び♪レポ】のリンクから過去の投稿まで、ぜひ遡ってくださいね♬)足全体が包み込まれているようなフィット感ですが、ローカットとなっても、その感じは損なわれておらず「ローカットなのになぜだろう?」と、その理由を歩きながら探っていると“ゲイター”にあるのではないかと感じました。
ゲイターがあることによって、ハイカットシューズのように足首の上までホールドされている。しかも適度に締め付けられる感覚があって、ハイカットシューズのような安心感がありました。
☟安心感・・・伝わっていますでしょうか???

☝ハデなので目立つかも知れないですね。
それ以上に感動的なのは、靴の脱着のしやすさです。
クイックレースシステムの靴なら当たり前なのでしょうが「お初」の私は感動しました。

滑らず・止まる?
火打山への登山道には、一部に滑りやすそうな岩場がありますが、岩場では大きな靴底のブロックが岩に合わせて「グニュ」っと変形、追従してグリップする感覚がありました。
ガレ場のような路面は無かったのですが、エクイリビウム譲りの性能と思って良いでしょう。
ただ、過去の投稿でも書いているのですが、濡れた岩や木の根では、普通の登山靴と同じように一瞬で滑り、止められないので、足の置き方に気を付けるのは他の登山靴と一緒です。

☝ミヤマキンポウゲよりも目立たなくて良かった(*^^)v

安心感≠安全です
私が山でローカットシューズを履くのは、
①日帰りの岩場の登攀(荷物が軽く天気は晴れ)
②日帰りの沢登りへのアプローチシューズとして(荷物が軽い)
と、荷物が軽い場合の限定使用という感じです。
これは、小林美智子ガイドが講習会等でよく話している『転倒時にハイカットシューズよりもローカットは足首へのダメージが大きくなる』という事と同じ考えです。
なので、私はエクイリビウム スピード GTX®は安心感のある靴だと書きましたが、イコール安全という事ではありません。

靴から要求されるコト
この靴の軽さにより得られる大きな恩恵もありますが、しっかりとした足の置き方・運び方をしないと危険なのは変わりません。
最後に注意事項を書きましたが、良い靴なのは間違いなくて、メーカーが適している山のジャンルとして挙げている『テクニカルな登攀、UL(ウルトラライト)、スピード山行』では最大の効果が得られそうです。
そして、上記のジャンルは重装備ではないですよね。
山小屋泊では、そこまで重装備ではない?
(アルコール類が重い時もある!?)
ので、もしかしたら私も山小屋泊のガイドプランで使用するかも知れませんね。
別に私の靴を見にくるために参加する必要はありませんが、現在募集中のガイドプラン・講習会は、以下のページにまとめて随時更新していますので、ご覧くださ~い。
【随時更新】ガイド&講習プランのお申し込み状況 – 小林美智子山岳看護師事務所(山ナースガイドオフィス)
現在、黒部 雲ノ平も残り1名を追加募集中です!
【追加募集中!】2023年8月のガイドプラン黒部 雲ノ平(2泊3日)~天上の庭、日本最後の秘境へ~ – 小林美智子山岳看護師事務所(山ナースガイドオフィス)

靴の話しに戻りますが、実は私が登山の装備を購入する際や準備をする際に好きなのは“軽量化”です。
なので、今回の靴も購入しましたが、軽量化した装備を背負う際の足回りに最高の一足だと感じました。

靴と装備の相乗効果で、次の登山での装備の軽量化の楽しみが増えました!
次回の報告をお楽しみに~♬