【山ナース日記】vol.220 レスキューデモンストレーション@アイスキャンディフェスティバル2024

山ナース

日時 2024年2月3日㈯(~4日㈰)
場所 長野県 八ヶ岳 赤岳鉱泉

毎年、八ヶ岳の山小屋「赤岳鉱泉」で開催されているアイスキャンディフェスティバルは、冬山登山の安全啓発という大きなテーマがあります。
今年も多くのゲストを迎えてツアーやトークショー、デモンストレーションが行われました。
赤岳鉱泉山岳診療所では今回、オープニング直後に行われた長野県警察山岳救助隊、諏訪地区遭難防止対策協会との連携によるレスキューデモンストレーションを行い、当事務所の講師でもあり赤岳鉱泉山岳診療所の運営委員の堀ナースが参加した様子をご紹介します。

まず、時間の限られた中でのデモという前提の設定としてセカンドで登っていたクライマーが足を怪我してしまい動けなくなり、救助するというものです。
下☟の写真の黒いウエアの方が要救助者

☟救助隊が下りていきます。アイスキャンディ(氷の壁)の上にいる方と大声で合図しながらです。

☟要救助者を自分のロープにつなぎます。

☟要救助者を保温梱包し、赤岳鉱泉山岳診療所に搬送します。

☟(デモで設定された)赤岳鉱泉山岳診療所

☟左側の背中を向けてるのが堀ナースです。処置をしています。

☟要救助者の方に声かけしながら状態を確認します。

☟負傷した足を固定してから搬送しました。

市川ドクター、堀ナース、皆さんおつかれさまでした
登山者の皆さんも、なりたくて怪我人になるわけではありませんが、救助されるまでも、されてからも、非常に時間がかかります。
この寒い中で動けずに待つことを想像しただけでもふるえてしまいます。
できるだけ救助の必要がない登山をするようにしたいですね。

YouTubeの動画はコチラ☟から(デモンストレーションは39分くらいからです)
アイスキャンディフェスティバル2024 Opening Ceremony (youtube.com)