【山遊び♪レポ】危険な高巻きのある沢登り ~雨降川長久保沢~

山ナース

時期:2022年5月
報告:ホームページ管理人Mu

こんにちは!ホームページ管理担当者のMuです。
今年は、天気に恵まれない事が多いです・・・晴れ男のハズなんですが(>_<)。
と、いうわけで、今回も初日の朝まで雨なので増水しなさそうな沢での沢登りにしました。

増水は?
その沢に流れるエリアへの降雨状況を雨雲レーダーで頻繁に確認する事も必要ですが、最終的には現地判断になるかと思います。
今回の沢のすぐ隣の沢に登ったことがあって、その時の水量と今回を比較しても増えていなかったので、もちろん濁ってもいませんので安心して入渓しました。

新緑が美しい♬
まだ気温も低く水も冷たいのでルートは選ばなければいけませんが、奥多摩などの低山の沢であれば輝く新緑の中を快適な沢登りが楽しめると思います。
また、雨上がりだからかコケの色も明るく感じました。

もしかして屋久島じゃなくても良いんじゃない?って思いますが、言い過ぎですね。
屋久島には、コケ以外の魅力がたっくさんありますからねー!

オールフリーです。
ほとんどの滝は身長より少し高い程度で、少し落差の大きい滝もありますが、快適に登れます。
また、水量も少なく気温も温かいので多少の飛沫を浴びても気になりません。

シャワーは無理!
調子に乗って、シャワークライミングになる滝に突入したら、あまりの冷たさに身体が動かなくなりました。
子供の頃、プールに入った直後の数秒間、水の冷たさ・圧力と泳げないので水に対する恐怖!?で呼吸が苦しく体が上手く動かない感じになったのですが、それと同じ感覚でした。
今風に表現すると「全集中の呼吸ができない状況」という感じでした。
(「そもそも全集中の呼吸ができるの???」ってツッコミを受けそうですね(;^ω^))
これは皆が同じ体験をしているかと思っていたら、KOさんはそのような感覚が分からないとのことでした。
皆さんは分かる方、いらっしゃいますかね~。

雨乞滝の高巻きで大苦戦
この沢の核心となる雨乞滝は登らず高巻きましたが、これが非常に悪かったです。

☝画角に収まらないので、斜め撮り(^^;)
ガイド本にある右岸側の枝沢に入り尾根を越えるのですが、これがズルスルの急斜面で落ちたらアウトなトラバース。
雨乞滝を見て帰るという記録も多いのがうなずけます。
この沢は、無理していくことは無い沢だと思います。
(もしかしたら左岸側の尾根を上がって懸垂下降で沢に戻るのは比較的安全なのだろうか?見た感じは右岸と同じでズルズルの急斜面を上がるのでそうは思えなかったが・・・)

道路に下りる直前もイマイチ
その後、水が涸れるまで沢を詰めていき(沢が落ち葉で埋もれてしまいます)、靴を履き替えて下降する尾根まで上がります。

傾斜はきついですが、樹木をつかんだりして何とか登ります。
最後に車を停めた道路まで尾根を下降しますが、最後の最後が崩壊地形でこれまたズルスルの急斜面、エライとこだなと思いながらルートを選び下りました。
無事に下山しましたが、沢の中以外の方が危険という“沢登りあるある”の沢でした。