【山遊び♪レポ】私の冬山用登山靴を紹介します。 ~小林美智子ガイドの靴も紹介!~

山ナース

時期:2021年1月
報告:ホームページ管理担当Mu

こんにちは!ホームページ管理担当のMuです。
前回の山遊び♪レポートで雪山でのウエアを公開しましたが(その投稿はコチラをクリック)、「参考になった」「寒がりになったの?」等々とご意見をいただいたので、自分勝手に好評をいただいた(;^ω^)と思っています。

そこで、今回は前回紹介しなかった冬山用の登山靴を紹介します。
冬山用の登山靴に求められる性能は、保温材が入っていて、防水性があり、足首を固定できるハイカットのもの、そしてアイゼンを取り付けることからソールの硬いものが必須になると思います。
これらの性能を満足すると大体片足1kgくらいになりますので、初めて履く方は重いと思うかもしれませんが、慣れると夏の靴を履いた時に「軽っ!」って思わず叫んじゃいますから、慣れるようにたくさん履いて歩きましょう!

買う際は、多くの登山靴メーカーから冬山用の登山靴が発売されていますので、登山道具屋で聞けばメーカーごとに何種類かの冬靴を紹介されると思います。
買う際のポイントは、履いた時のフィット感でしょうか、色やデザインではなく履き心地で選んでくださいね。(悩みどころなんですが。。。)

では私が雪山を始める際に買った靴です。
『モンベル(mont-bell)アルパインクルーザー3000』

何よりもコストパフォーマンスに優れています。
使い始めてすぐにアイゼンの爪で縫い目の糸が切れてしまってパカパカと開いてしまい、防水性能はゼロ、保温性能は大幅ダウンしました。店舗に相談すると新品に替えてもらえましたが、また切ってしまうのが怖いので縫い目部分でアイゼンの引っ掛けやすい場所に、手芸用の皮を買って切り貼りしています。

この事象が雪山で起きていたら、凍傷になったのは間違いないので次に冬靴を買う時には縫い目の無い靴にしようと思いました。
(ちなみにアルパインクルーザー3000はモデルチェンジして縫い目が無くなっています。。。)

『スポルティバ(LA SPORTIVA)G5』

昨シーズンのアイスクライミング中に、靴ヒモの緩みが気になるようになりました。
実際には問題ない程度だと思いますが、靴ヒモを締め直す時間・労力・指の冷え等を考慮してBOAシステムでカリカリっと靴ヒモを締めるG5が欲しくなりました。
オフシーズンに試し履きしたところ足とのフィット感も良かったので即購入。
今シーズンのアイスクライミング等の登攀系の山行で履いています。
履いた写真をご覧のとおり、アウターパンツやゲイター(スパッツ)で靴の大部分は隠れるので色やデザインは気にしなくて良いと思います。

次は小林美智子ガイドの冬靴です。
『スカルパ(SCARPA)モンブランGTX』

勝手な思い込みかも知れませんが、小さめサイズの冬靴は種類が少ないので足のサイズが小さい方(特に女性)は靴選びで選択肢が少なく色やデザインの制限が大きくなるかもしれません。
小林美智子ガイドも「サイズで靴の候補が制限されたけど、さすがスカルパ、フィット感が良かったので安心して買えた。」と言っていました。

友人の靴(先日のアイスクライミング)
『スカルパ(SCARPA)ファントム(ガイド?)』

私の新しい冬靴G5と同じでゲイター付きの冬靴です。
それでも積雪が多いと予想される場合や気温が低い場合は更にゲイターを履いています。
ゲイターをあまり使わない私が、G5を購入する後押しになった靴です。
先日の雪山登山講習会で参加された方も「スパッツを履くだけで暖かさが違う!」と驚いていましたが、氷点下で雪に足を突っ込んでいるわけですから、雪山での保温対策は重要です。

寒さの感じ方は人それぞれで、昨年末の燕岳へのアプローチでは、私はグローブをしているのに素手で歩いている人がいて非常に驚き、そして羨ましく思いました。
足先の寒さの感じ方も個人差がありますが、さすがにローカットや夏靴で雪山を歩いている人は見ないです。
冬靴の購入を検討されている方は、安い買い物ではないので何種類かの候補をしっかりと履いて、楽しみながら購入できると良いなと思います。