【山遊び♪レポ】足尾銅山跡の奥地でアイスクライミング ~ウメコバ沢~

山ナース

時期:2021年1月
報告:ホームページ管理担当Mu

こんにちは!ホームページ管理担当のMuです。
今回は日帰りのアイスクライミングを報告します。
場所は、前から行ってみたかった栃木県の足尾です。

アプローチ2時間
事前に調べた際に「2時間のアプローチは長いな~(-_-;)」と思いましたが、実際に歩いてみると2時間で標高差は200mなので、スイスイ歩くことができ思っていた以上に長くは感じませんでした。

アイスクライミングのできる沢は陽射しの当たらない右岸に並んでいて、アプローチ道のある左岸から眺める限りは、しっかりと凍っているようです。
2時間ほどで河原に下りた先がウメコバ沢出合です。

右岸への渡渉は氷の上を通過する事ができました。

ウメコバ沢の凍結具合は?
今年は冷え込んでいるので「凍りにくい」F1(最初の滝)から凍っているのではないかと期待していたのですが、他の沢に比べて水量が多いせいか「ドドドドッ!」と勢いよく水が落ちています。

緊張のクライミング
F1向かって右側の岩場にお助けロープが垂らされていますが、それでも結構なクライミングです。

想像以上の難度と冬靴でのクライミングに慎重になって時間もかかり、すごく緊張しました。
F2も滝の右側の岩場を登り、その後は氷と岩のミックスとなったトラバース・・・「こんなのが何処まで続くんだろう?」と不安になりました。

大きなF3が見えた♬
その後、凍った沢に下りると、高さ40mと言われるF3が見えました。ここでアイゼンを装着して氷の上をスイスイ歩くことができF3に到着。

高さはありますが傾斜はきつくないので安堵です(*’▽’)。

久しぶりのリード
指先が寒さで痛くなったら「途中でも無理せずに下りよう」と思ってリードします。
パートナーからアックステンションをかけられる道具を有難く受け取り登ります。

登ってみると今日は暖かいからか指先は全く寒くありません。
(自分では)着実に登っていけました。

滝の落ち口あたりに氷が薄く水流が見える箇所があり「ヒヤリ(寒いからではありませーん)」としましたが、慎重に避けて無事に終えました。

F4はお任せしました(;^ω^)
F4も同じくらいの高さでF3より傾斜のキツイ箇所があるように見えますがどうか。

パートナーにリードしてもらいます。こちらも危なげなく登り終え、私も続きます。

しかし、セカンドで登っていても所々に足元が見にくい部分があって「F4をリードじゃなくて良かったです!」とパートナーに言いました。
湿った雪の降る中で記念写真を撮ってから懸垂下降して下山しました。

また行きたいエリアです!
ウメコバ沢の手前にも幾つかの沢があります。
今回はアプローチ中に見るだけでしたが次回はそちらにも登ってみたいと思いました。
(それには毎年しっかりと冷えてくれる必要があるのですが・・・。)
ここのところ、寒さも緩んできたので生活している分には良いのですが、やっぱり雪や氷が融けないかと冬山の事を考えてしまいます。

また次回も楽しい山行になるように計画したいと思います!