日時 2024年2月1日㈭~2日㈮
場所 長野県 八ヶ岳 赤岳鉱泉とその周辺
冬季の登山技術を雪山で実践しながら学んでいただく八ヶ岳合宿が、八ヶ岳の赤岳鉱泉とその周辺で開催されました。
<1日目>
事前の天気予報では、この時期としては10年に一度レベルの「かなりの高温」になる可能性という、「高温に関する早期天候情報」が気象庁から発表されてどうなる事かと心配していました。
実際に、1日目の登山口は小雨で地味に濡れる状況で積雪もありませんでした。
1時間程歩いた山小屋には温度計がありますが、なんと!氷点下ではありません!
途中で小雨は止み雪に変わりましたが濡れた状態なので、このまま外で講習するのは冷えて良くない状況です。
が、赤岳鉱泉さんのご厚意で早めに小屋(部屋)に入れて一息つくことができました。
まず1日目の講習は、アイスクライミングです。今回も講師は山岳ガイドの小林亘さんです。
簡単な説明の後に、赤岳鉱泉の冬と言えば!のアイスキャンディ
で繰り返しアイスクライミングの実践練習をします。
アイスキャンディを時間いっぱいまで登った後は、自由時間
・・・とはならず、雪山登山でのルートファインデングの注意点など、地図読みのポイントを地形図を用いて説明がありました。
18時の夕食で赤岳鉱泉名物のステーキのにおいが漂いはじめても講習は終わりませんよ~。
続いてはロープワークの確認です。
参加者の皆さんが、明日フィールドで行うロープワークについて説明と室内練習がありました。
・・・と、言うわけで1日目は終了です。
2日目は、翌日から開催されるアイスキャンディフェスティバルの準備が進む中、雪崩ビーコンのグループチェックを全員がリーダーを経験できるように繰り返し練習しました。
それから、赤岳鉱泉を後にして。
登山道から外れて・・・
ここでは、あまり詳しいことは書きませんが、雪山でのロープを使用した登山の実践を行いました。
樹林帯なので、風はほとんどありませんが寒い環境です。
皆さん早く下山したいと思いながらロープを扱っていたのではないでしょうか?
実際の雪山登山で、風が強かったり、気温が低かったり、雪が降っていたりしたら、もっと「早く(暖かい安全な場所に)下りたい!」と思うのではないでしょうか?
そう思うことで、早く下りるための工夫が生まれてくるのだと思いますが、「工夫=手抜き」ではありません。
今回の参加者の皆さんのように、安全のための手順を確実に行えるようになりたいですね。
八ヶ岳合宿参加の道も、まずはここ☟からです。ご参加お待ちしております。
【募集開始】2024年雪山講習会 – 小林美智子山岳看護師事務所(山ナースガイドオフィス)