【お知らせ】2024DiMM募集要項が公表されました。

山ナース

日本登山医学会ホームページの専門制度ページのDiMM受講案内に、
DiMM(Diploma in Mountain Medicine)受講案内が公表されました。

DiMMは、山岳地帯で発生しうる疾病および外傷についての理論と対応実践について学び、登山医学の臨床および研究を実践できる医師、看護師および救急救命士の養成を目的として実施するプログラムです。(2024DiMM募集要項より)


DiMMを受講するには先ずはエントリーが必要です。
2024年度より受講登録受付期間(2024年4月1日~6月30日)が設定されていますのでご注意ください。

エントリー中の方も、プログラム内容に変更があるようですので、
2024年度(2024-2025)DiMM募集要項の確認が必要と思われます。

詳細は以下👇の日本登山医学会ホームページ(クリックすると移動します)をご覧ください。
2024DiMM募集要項案

【受講に必要な最低限の登山技術について】

日本登山医学会の専門制度のDiMM募集要項にも記載されていますが、以下の知識および技術をすでに習得しているという前提で、技術講習会である演習や検定が行われます。
以下の技術がない状態で受講した場合、講習会についていけないばかりでなく、本人もしくは仲間が危険にさらされる可能性もありますので、危険と判断された場合は受講継続ができないこともあります。
必ず受講前までに最低限必要な技術を身に付けて演習および検定を受講してください。

尚、ロッククライミング、沢登り、雪山、アイスクライミングの初級者コースを安全に登下降できることが求められますが、受講する時点で基本的な登山技術や知識を身に付けた自立した登山者であるということは言うまでもありません。

以下、2024年度DiMM募集要項より


①ロープの結び方とその使い方:フィッシャーマンズノット、8の字結び、プルージック(フリクションヒッチ)、クローブヒッチ、ムンターヒッチ(イタリアンヒッチ)
②ハーネスへの結束
③アンカーシステムの構築
④ビレイ(確保)
⑤懸垂下降(下降器とプルージックを用いて)
⑥プルージックを使った固定ロープの登り返し
⑦UIAAグレード3の岩場のフォローでのクライミング
⑧ヘリコプター救助のための着陸地点の準備
⑨3対1引き上げシステム等の理解
⑩地上から空中へのハンドシグナル


①アイゼンを使った氷河歩行(氷上歩行)
②雪と氷に適した様々なテクニックを使ったビレイ
③グレードW12のアイスクライミング
④簡単なプーリーシステムを含む即席のクレパスレスキュー
⑤雪崩ビーコンとプローブを使って埋もれた雪崩犠牲者の位置の特定、掘り出し、シェルターの構築

ナビゲーション
①地形図、高度計、コンパス、GPSを使用し、正確な位置確認とナビゲーション

 

⇒当事務所では、DiMMを志望する方(エントリーを考えてる方)向けの講習会を開催しています。
(日本登山医学会主催のDiMM取得のための講習会ではありません)
詳しくはコチラ「山ナースガイドオフィス主催の講習会各種」 – 小林美智子山岳看護師事務所(山ナースガイド) (yamanurse.com)をクリックしてご覧ください。

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