【山ナース日記】vol.225 2024年の富士山における安全対策についてついて

山ナース

富士登山の吉田ルート(山梨県側)では、2024年の夏から環境保全や事故防止などを狙いとした入山規制に関するルールを義務化する条例が7月1日から施行されます。

吉田ルート五合目の登山道にゲートを設け、山小屋宿泊の予約がある人を除いて通行規制が行われます。

【通行の規制】※山小屋宿泊者等以外は夜間の登山をすることができません。
・午後4時~翌日午前3時の時間帯には登下山道を閉鎖
・登山者が一日当たり4,000人を超える場合にも登下山道を閉鎖

【通行料の徴収】
◆ゲート通過者から、登下山道の使用料として1人・1回につき2,000円を徴収
(※従前実施している富士山保全協力金1,000円(任意の寄附金)と合わせて、一人あたり最大3,000円)

救護所の医療者としては、1本の登山道に大勢(1日6000人以上入ることもある)入山することで事故も多く、夜通し弾丸登山でのケガも多いので、やっと規制がかかり安全登山につながるのではないかと期待しています。
富士登山を楽しまれる登山者の皆さんには、登山に必要な装備の携帯および登山に対する知識を身に付けて登山されるようにお願いします。

新しい情報や詳しくは👇
2024年の富士山における安全対策について|お知らせ|富士登山オフィシャルサイト (fujisan-climb.jp)