【山ナース日記】vol.177 初開催「山の応急処置」講習会終了

山ナース

日時 2022年10月1日㈯~2日㈰
場所 神奈川県丹沢 寄地区

当事務所で初開催となります「山の応急処置」講習会が無事に終了いたしました。
この講習会は、基本登山技術講習会の中級編修了者が対象(中級編を修了している方であれば一般の方でも参加できます)で、山のリスクマネジメントのセルフレスキュー技術の一部で、危急時対応としての応急処置に特化した内容となっています。

今回の講習会は、当事務所のメイン講習会場の1つである丹沢の寄地区の「民宿せど」さんで開催させていただきました。
参加者の皆さんは、基本登山技術講習会の「入門編」→「初級編」→「中級編」講習会を受講してきた皆さんなので、お互いに顔見知りの方が多く、
1日目の朝は同窓会のような賑やかさでした。

1日目は座学中心の講義ですが、全身観察の仕方や、三角巾やテーピングの実技もやりました。

今回の「山の応急処置」には外部講師として、JPTECインストラクターで国際山岳看護師の堀香奈さんにお越しいただき、主に外傷についての講義をしていただきました。
さすが堀さん、三角巾の手さばきが素晴らしかったです。

私が寝そべって昼寝している写真ではありません。
回復体位のデモンストレーションです。

お待ちかね、「せど」さんの豪華なお食事
(夕食と朝食)

2日目は、いよいよ山中を想定したシナリオ訓練です。

お昼に「せど」さんから、おしるこの差し入れがありました。
ありがとうございます!糖分補給して午後も頑張ります。

午後からは、場所を野外に変えてのシナリオ訓練を行いました。

今回の講習会も、参加者の皆さまは全国から集まってくれましたが、全員看護師でした。
(繰り返しになりますが、中級編を修了している方であれば一般の方でも参加できます)
参加者の皆さんからは、「普段、いかに整った環境の中で自分たちが医療をしているということが分かった」という声が聞かれました。
山の中や野外では、そこにあるものと自分の身に付けた知識と技術しかありません。
一番の安全登山のための装備は知識と技術です。

今後も当事務所では、安全登山のための講習会や講習登山を実施していく予定ですが、
現在、都合により今後の予定が決められない状況です。
当事務所の講習会にご興味がある方は、当ホームページの「お問い合わせ」より
宛先「今後の講習会等のお知らせ希望」でメールをいただけましたら、ご連絡させていただきます。

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お問い合わせ – 小林美智子山岳看護師事務所