【山遊び♪レポ】夏と違い遠い山頂・・・下山時に待っていた試練 ~日本百名山 至仏山(しぶつさん)~

山ナース

投稿時期:2024年3月
投稿者:ホームページ管理人Mu

こんにちは!ホームページ管理担当のMuです。
今シーズンも3日間の雪山登山技術講習会が終了しました。
講習会の概要は、この投稿の前3回の投稿で報告しています。ぜひ、ご確認ください。
来シーズンも開催予定です。参加をご希望の方は、早めにお問い合わせください。
というわけで、講習会もひと段落したので、お休みの日に雪山登山をしてきましたので報告します。

群馬県の至仏山へ
日本百名山で尾瀬の西側にある至仏山に行ってきました。
日帰りでソロでも比較的安全に登れる山ってことで選びました。
冬はアクセス道が冬季閉鎖となるため、スノーパーク尾瀬戸倉の手前からゲートの脇を抜けて歩きます。

だいぶ除雪が進んでいるので楽をさせてもらいましたが、それでもアスファルト、氷、雪と足元の状況を見ながら進まないと凍った路面にズルッ!っとなって危険でした。
津奈木橋に着く頃には日が差してきました。

ここまでの道路はツボ足ですが、ここから道路を外れズボッと埋まるのでスノーシューを履きます。
スノーシューはこだわりのTSL(SYMBIOZ hyperflex adjust)です。
同じの使っている人を見たことがないですね。(いつも人がいないところで登っているからかも!?)

前日までの陽気で昼間に融けた雪が夜間に冷えてガチガチに凍って、スノーシューだと沈みにくかったですが、それでもラッセルになりました。(かなり汗びっちょりです)
ここはバックカントリーの方が多く、帰りは滑って帰る人がほとんどで登山の方は少ないと思います。

尾瀬にある、もう1つの百名山「燧ケ岳」が見えて元気が出ます!
(斜度は緩めですが、ラッセルなのでなかなかハードです💦)

休憩がてら自撮り!?

沈まなければ、だいぶ楽なんです♪
分かりにくいですが、ツボ足では埋まってしまいます。

尾瀬の内部が見えてきました。登ってきた甲斐がありますね(足はけっこー疲れてます(-_-;))。

休憩で立ち止まっても、やることが無いので自撮り。
ダースベイダーだ!「コー、ホ―」。。。ソロは寂しい。
実は、久しぶりにKOさんを誘っていたのですが、春休みなので家族でUSJに行くということでソロとなりました( ;∀;)

さー、目的地が見えてきました!手前が「小至仏山」、奥が「至仏山」です。
バックカントリーの人たちはあの斜面を滑るんですね、滑るのが上手なら最高でしょうね~!

写真だと分からないですが、この日は風が強い日でした。

小至仏山から先は爆風でした。

これ以上、風が強かったらor天気が悪かったらor時間が遅かったらor膝が痛かったらorエネルギー残量が少なかったら・・・引き返していたと思います。
あまりの爆風に引き返す(敗退)理由を探していました( ̄▽ ̄)
・・・が、見つからなかったので進みます。
ここからは爆風でストックが飛ばされないようにストラップに手を通して歩きます。
至仏山で私物を無くさないように!・・・(^_-)-☆

風が吹いているように見えないですね。
写真の腕がいいのかな(*’▽’)

スマホをストラップから外すのも怖いので目一杯の画角で「登頂!」を表現しました。

帰りです。
下の写真で登ってきたトレース(足跡)のはるか先の白い斜面がスキー場です。
まだ、あんなに遠いのかと思いました(◞‸◟)

帰りは早朝の冷えて凍っていた斜面が、日当たりと気温の上昇で融けてべちょべちょになって、スノーシューが沈む上に重い雪で足が段々と進まなくなりました。
計画段階では、体力的&時間的に登頂できるかが問題だと対応策を考えていましたが、雪の状態が良かったので登りが順調だったせいで、すっかり下りるのは大したことないと思ってしまい、思わぬ苦労をしました。
とはいえ、安全圏に入っていたので「久しぶりの登山で良いトレーニングさせてもらっている!」と言い聞かせて歩きました!

下山すると気温は10℃ほど・・・そりゃあ融けますね。。。